【漫画】腹痛を我慢し、一応医者に行ってみたら…衝撃の展開に色んな体験談集まる
腹痛を3日間我慢した末に病院に行った結果を描いた実録マンガが話題に。何とか快方に向かったところで、担当医師が作者に投げかけた衝撃のひと言とは……?
多くの人が、日々「我慢」しながら生きている?
腹痛を3日間我慢し続けた作者の実体験を描いたマンガがTwitterで話題になっています。「このぐらいで病院に行って良いものだろうか」と我慢していた作者でしたが、一応行ってみるか…と病院に行って診察を受けたところ、担当医師は「腸が動いてない」と驚愕。2日間の点滴と投薬で快方に向かったものの、医師からは衝撃のひと言が……。
マンガの読者からは、「なんとか助かって良かった。良くないけど良かった」「先生の言葉の重みが凄い」「自分は腹痛がまんして、がまんして、がまんして、腹膜炎起こしてました」など、さまざまな声や体験が寄せられています。
このマンガを描いたのは、生活学習さん(@seikatsugakusyu)。オリジナル作品の自主制作サークル「生活学習」で活動し、Twitterでは治療中の線維筋痛症についてのマンガや、一緒に暮らしているハムスター「うにさん」についてのマンガを投稿し続けています。今回のマンガについて、生活学習さんに聞きました。
ーーマンガの自主制作サークルではどのような活動をされていますか?
もともとスケジュール管理が苦手なので、定期的にコミティア(自主制作マンガの展示即売会)に出ることで生活のリズムを作り、生活を学び直す、というコンセプトでサークル「生活学習」をやっております。
ーーTwitterでマンガを描き始めたきっかけは?
もうちょっと元気だった頃は、別の仕事をしながらコミティアなどでマンガを出していました。Twitter向けにマンガを描き始めたのは、その仕事をうつで休職してからです。日記のつもりで始めたのですが、思いのほか反響があり、一夜でフォロワーが1000人、2000人と増えていきました。
ーー今回のマンガを通じて伝えたかったことは何でしょうか?
エッセイ漫画において私から伝えたいことはいつも、「こんな事があったよ」ってだけですね。ただの日記です。自分にあった事の記録を大体そのまま描いています。
ーー今回の出来事を振り返って、どのように受け止めていらっしゃいますか?
以前、インドで靭帯を痛めて、その後食中毒で1日5回吐いたことがあったのですが、今回は「インドの時に比べれば…」と思って診察を遅らせてしまいました。私自身も含め、世の中には身体のメンテナンスの優先順位を、他の「やらねば!」と思うことのために、低く低く設定してしまっている人が多いように感じます。私も、自分の描いたマンガを読み返して「自分の身体大事にしよう」と改めて思いました。
ーーマンガについて、たくさんの感想や体験談が寄せられています。
皆さん結構、「我慢し続けて病院行ったら大変な事態だった~!」という経験をされてるんだな、と興味深かったです。それだけ余裕のない状況で日々生きているということでしょうか。私のマンガに共感して下さる方がたくさんいるのは嬉しいことでもありますが、たくさんの人が日々我慢しながら生きている世の中を変えていく活動には、どんな形でも携わっていきたいですね。
ーーTwitterで描かれるマンガについては、今後どのように活動していきたいですか?
私はあまり頑丈に出来てないので、無理しない程度の頑張りでやっていきたいと思います。Twitterで描くマンガに限らず、このスタンスは基本です。
個人の経験の外の世界を見せることが、この世の創作物が担う役目のひとつだと考えています。私は私の生きている世界や、私が「こうだったらいいな」と思うような世界をマンガに落とし込んでいきたいですし、誰かが描くいろんな世界のマンガが読みたいです。
また、私は割とマイノリティーの要素を携えている模様ですが、同時にマジョリティーの下駄も履いています。その下駄で誰かを踏みつけるような創作はしたくないので、日々自分自身をアップデートさせていきたいですね。
* * *
生活学習さんは今回の「腹痛と私」の後日談として、またしても病院に行くことになってしまった話を描いた「脱水症と私」を2019年8月30日にTwitterで公開しています。
(マグミクス編集部)