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『ガンダム』打ち切り後に原点回帰…サンライズを支えた「王道」スーパーロボットアニメ2作

今やリアルロボットアニメの金字塔というべき「ガンダム」シリーズですが、1979年の第1作はおもちゃのロボットが売れないために打ち切りになっています。考えられた『無敵ロボ トライダーG7』『最強ロボ ダイオージャ』は、ガンダムとは真逆の子供の願望を満たす、王道ロボットアニメでした。

『ガンダム』とはある意味真逆?

『無敵ロボ トライダーG7 DVDメモリアルボックス』のパッケージ(バンダイビジュアル)
『無敵ロボ トライダーG7 DVDメモリアルボックス』のパッケージ(バンダイビジュアル)

 最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が盛況だった「ガンダム」シリーズですが、1979年放送の第1作『機動戦士ガンダム』は視聴率に苦戦して打ち切りとなったのは有名な話でしょう。再放送でガンダムがブレイクし映画化されるまで、同作品の制作会社・株式会社サンライズ(当時の日本サンライズ)を支えた2作品をご存知でしょうか。リアル路線の『ガンダム』とは違い、子供からの人気を集めた『無敵ロボ トライダーG7』と『最強ロボ ダイオージャ』です。

●おもちゃの売上が何より重要だった、昭和ロボットアニメの制作事情

 誤解のないように前置きしておきますが、第1作『機動戦士ガンダム』は株式会社日本サンライズのオリジナル作品第1作1978年『無敵超人ザンボット3』の続編的作品としてファンの間では放送前から評判になっており、放送後はさらに評価が上がりました。

 ところが、視聴者層は中高生以上と年齢層が高いうえに、スポンサーや放送局サイドの評価は低く、制作側には逆風が吹いていたのです。

 1979年頃、ビデオデッキがまだ普及していない時代は、コンテンツそのものが売上になりません。アニメの制作会社が利益を出すには『宇宙戦艦ヤマト』のように映画化できるくらいの大ヒット作を作り出す必要がありました。しかし、ハイエンドな作品を作れば年齢層が高くなります。

 スポンサーのおもちゃ会社は、おもちゃの売上に貢献しない『ガンダム』を打ち切り、おもちゃの売上につながる低年齢層向けの作品を望んでいたようです。そのため、次の作品は難しいガンダムとは真逆路線で、子供が喜ぶロボットアニメの王道路線が作られることになりました。

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