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初代ガンダムの良き兄貴分たちの残酷すぎる最期 「悲しいけど、これ…」

令和の時代になっても新作が登場するほど『機動戦士ガンダム』シリーズは人気を集めています。人気の理由のひとつが魅力的なキャラクターの存在で、なかでも後輩たちを命懸けで守る兄貴分はファンを魅了しました。今回は初代ガンダムに登場した、熱い兄貴分たちの最期を紹介します。

命懸けで後輩を守った兄貴分

慕われていた兄貴分との別れに涙 「機動戦士ガンダムDVD-BOX 1」(バンダイビジュアル)
慕われていた兄貴分との別れに涙 「機動戦士ガンダムDVD-BOX 1」(バンダイビジュアル)

 TVアニメ『機動戦士ガンダム』は放映から40年以上が経過していますが、いまだに多くのファンから支持を集めている作品です。その人気の理由のひとつに魅力的なキャラクターがあり、主人公のアムロ・レイを中心に、若者が戦争に巻き込まれながらも成長していく姿に魅了させられた人も少なくないでしょう。

 なかでもみんなの兄貴分的なキャラクターが、命を懸けて仲間を守るシーンは何度観ても良いものです。そこで今回は後輩たちを守って散っていった、3名の魅力的な兄貴分を紹介します。

 ひとり目は、ホワイトベースのパイロット候補生だったリュウ・ホセイです。サイド7でのジオン軍の強襲によりホワイトベースの正規軍人の大半を失ったなか、唯一生き残ったパイロット候補生がリュウでした。

 リュウは、コア・ファイターやガンタンクの操縦を任されるだけでなく、持ち前のおおらかさで後輩たちのリーダー的存在に。その存在感は、ホワイトベースの艦長代行を務めたブライト・ノアも一目を置くほどです。

 人望があり、周囲から頼りにされていたリュウは、アニメの第20話「死闘! ホワイト・ベース」で白兵戦の末に重傷を負ってしまいます。そして続く第21話「激闘は憎しみ深く」でリュウは重傷の身ながらベッドを抜け出し、ブライトによって独房に入れられたアムロを心配して声をかけにいきます。

 そんな兄貴分らしい面倒見の良さを見せたリュウですが、アムロの絶体絶命のピンチに現れ、コア・ファイターごと敵機に体当たりを敢行しました。

 こうしてアムロやホワイトベースを守るために壮絶な死を遂げたリュウとの別れのシーンでは、大勢のホワイトベースの乗組員たちが涙を流し、多くの視聴者を感動させました。

 続いては、ホワイトベースのクルーではないものの、ジャブローでアムロと出会ったウッディ・マルデン大尉を紹介します。ウッディ大尉は、ホワイトベースを守るために命を落としたマチルダ・アジャンの婚約者で、ホワイトベースの修理責任者を担った人物でした。

 ウッディ大尉がマチルダの婚約者だったことを知ったアムロは、自分が未熟なせいで彼女を死なせたと謝罪しますが、ウッディ大尉は「自惚れるんじゃない、アムロくん」「ガンダム一機の働きでマチルダが助けられたり、戦争が勝てるなどというほど甘いものではないんだぞ」と諭します。

 そして「パイロットはそのときの戦いに全力を尽くして、後悔するような戦いをしなければそれでいい」と助言を送るなど、出会って間もないアムロの良き兄貴分となりました。

 しかし、その後ジャブローにジオン軍が大攻勢をしかけてくると、ウッディ大尉はマチルダが愛したホワイトベースを守ろうと、戦闘用ホバークラフト「ファンファン」で出撃します。そしてアムロのガンダムを援護するためにシャアのズゴックに攻撃を行いますが、コクピットを叩き潰されて戦死しました。

 皮肉にも婚約者であるマチルダと同じ末路をたどってしまったのは、悲しい運命を感じざるを得ません……。

【画像】見たら絶句…? 初代ガンダムを代表する兄貴分の壮絶な死に様(5枚)

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