「10年前の7月」に放送されたアニメ 視聴者を大いに揺さぶった、人気シリーズの3作品
今から10年前の2013年7月には、人類の脅威に立ち向かう少女たちを描いた作品の2期や、「Fate」シリーズのスピンオフ作品、西尾維新原作アニメのセカンドシーズンなど、さまざまな人気作品が放送され多くの人を楽しませていました。
歌と鎧を武器にする少女たちの戦い
2023年7月から放送開始した夏アニメでは、人気シリーズの続編作品が注目を集めています。今からちょうど10年前の2013年7月にも、大人気シリーズの作品が視聴者の注目を集めていました。人類の脅威に立ち向かう少女たちを描いた作品の2期や、「Fate」シリーズのスピンオフ作品など、特に注目を集めていた作品を振り返ります。
●戦姫絶唱シンフォギアG
『戦姫絶唱シンフォギアG』は、鎧型武装「シンフォギア」を身にまとい、歌を武器に人類の脅威に立ち向かう少女たちを描いた作品の、第2期に当たります。全13話。
主人公の立花響たちが謎の女・フィーネによる「ルナアタック」の阻止に成功してから3か月後、人類はノイズへの対策を講じつつありましたが、対策の要である聖遺物「ソロモンの杖」が何者かに強奪されてしまいます。同日、風鳴翼は来日した歌姫来日した歌姫のマリア・カデンツァヴナ・イヴとの合同ライブに臨みますが、ライブの最中に突如ノイズが出現、ライブ会場は危機に陥ります。
しかもマリアは翼の目の前でシンフォギア「ガングニール」を身にまとうと、組織「フィーネ」の名を掲げて全世界への宣戦布告を行い、新たなる戦いの幕が切って落とされたのです。
マリアとその仲間である月読調や暁切歌たちと戦うことになった響でしたが、彼女の身体は聖遺物に蝕まれており、非常に不安定な状態となっていました。「ルナアタック」の影響で月が地球へと落下しようとする状況のなか、ある陰謀によりマリアたちの組織も揺らぎ始めてしまいます。
それぞれの想いを抱えた奏者たちは互いに手を取り合って地球に住まう70億の人びとの歌を束ね、最後の戦いに臨むのでした。
●Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』は、ゲームアプリやアニメなど幅広い展開を重ねる「Fateシリーズ」の原点である『Fate stay/night』に登場するヒロインのひとり、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンを主人公としたスピンオフ作品です。
冬木市の穂群原学園小等部に通う女の子イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、ある日突然飛来したカレイドステッキ型人工天然妖精・マジカルルビーと強制的に契約を結ばされ、成り行きで魔法少女プリズマイリヤにされてしまいます。
ルビーの本来の契約者である遠坂凛の命令で冬木市に散らばった「クラスカード」の回収を手伝うことになったイリヤは、凛のライバルであるルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトや、もうひとりのカレイドステッキの契約者・美遊と共ともクラスカードが実体化させた英霊たちと戦う日々を送るようになります。
しかし、実はイリヤ自身が魔力を秘めた存在であり、ある戦いで命の危機に晒された際に魔力が暴走してしまいます。自分のなかに潜む謎に怯え、戦いを放棄したイリヤの心情を察した美遊は単独で戦いに臨みますが、絶体絶命の大ピンチに。そんな折、イリヤのもとに母親であるアイリスフィール・フォン・アインツベルンが現れイリヤを諭し、励まします。再び勇気を得たイリヤは、美遊を救うため、再び戦いへと向かうのでした。