閲覧注意? ジブリ作品のトラウマシーンに「夢に出てきた」「トイレ行けない」
スタジオジブリ作品は、子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層が楽しめるコンテンツです。しかし、なかには「トラウマになった」という声が多い、衝撃的なシーンが描かれる場面もありました。
大人が見てもゾッとする?
スタジオジブリの作品は、小さな子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめる作品が多いです。しかし、ジブリ作品のなかには、『火垂るの墓』のように戦争などのセンシティブな題材を取り扱う作品も多く、ファンから「夢に出てきた」「トイレ行けなくなった」などの声があがっていました。今回は、多くのファンから寄せられたジブリ作品の「トラウマシーン」を見てみましょう。
●崖の上のポニョ
まず、2008年に公開された映画『崖の上のポニョ』です。本作は、宮崎駿さんが『千と千尋の神隠し』以来7年ぶりに原作・脚本・監督をすべて務めた作品です。母なる海・グランマーレと魔法使いの父・フジモトのあいだに生まれたさかなの子・ポニョが、5歳の人間の子・宗介に恋をする様子が描かれています。
ファンがトラウマになったのは、作中で描かれるポニョの変身姿でした。海のなかで生活しているときの魚のような姿と、陸にあがったときの人間のような姿、さらに半魚人の姿も披露しました。特に魚と人間の中間のような半魚人の姿が、多くのファンに「トラウマ」を植え付けることになったようです。
半魚人の状態になったポニョの姿は、飛び出た目玉に、低い鼻、大きく開いた口、そして鳥のような3本指の手足を持っています。魚の姿、人間の姿がかわいらしいだけに、半魚人の姿はより不気味さが際立って感じるのかもしれません。半魚人姿のポニョについて、ファンのあいだでは「半魚人のポニョは正直怖い」「結構トラウマ」などの意見が飛び交っています。
ちなみに、ポニョの初期設定は「カエル」だったそうです。宮崎監督は『ジブリの教科書15 崖の上のポニョ』や『ポニョはこうして生まれた』、『ジ アート オブ 崖の上のポニョ』など、多くの書籍やドキュメンタリーで、このことについて触れています。もしかするとカエルの名残が、ポニョの半魚人形態に残されているのかもしれません。
●風の谷のナウシカ
続いて、1984年に公開された映画『風の谷のナウシカ』です。本作は、物語の後半で巨神兵が復活するシーンが「忘れられない」という意見が、SNS上で多く見受けられました。
巨神兵は、はるか昔「火の七日間」と呼ばれる戦争で、世界を焼き尽くしたとされる生命体のことです。映画のなかでは、未熟なまま戦いに駆り出されてしまったことによって、全身の肉がドロドロした状態で動き続け、最終的には溶けてしまいました。
SNS上では「ゾワッとき、こわい」「小さい頃、巨神兵を見てトラウマになった」「鳥肌が止まらない」などの声があがっていました。35年以上の月日が経ったいまでも、巨神兵にトラウマを植え付けられるジブリファンは多いのかもしれません。
●ゲド戦記
最後は、2006年に公開され、宮崎吾朗さんが初めて監督を務めたことでも話題を集めた『ゲド戦記』です。本作では、美しき悪役・クモのあるシーンが「トラウマ」級だと話題になりました。
クモは、過去の因縁から大賢人ハイタカ(ゲド)に、恨みを持つ魔法使いです。ラストシーンで、クモの美しい容姿は皺(しわ)だらけになり、何本も歯が欠け、目は洞窟のように落ちくぼんでしまいます。
「死」を極度に恐れるクモが、「死は怖い、死はこわーい……」と連呼するシーンに対して、ファンから「人は死ぬときドロドロになるのかと思ってた」「ジブリ作品で一番怖いのは、クモだと思う」などの声があがっていました。クモの異常なまでの「生への執着」が引き起こした、ジブリ作品でも屈指のトラウマシーンといえるでしょう。
(LUIS FIELD)