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ジブリ作品『耳をすませば』と『平成狸合戦ぽんぽこ』の意外な共通点「世界線はつながってた?」

幅広い世代から愛され続けているジブリ映画には「世界線がつながっているのでは?」と噂されている作品があります。それは環境破壊をテーマにした『平成狸合戦ぽんぽこ』と、青春ラブストーリーを描いた『耳をすませば』です。一見、関連性が薄そうな2作品の意外なつながりについてご紹介します。

甘酸っぱい恋愛ストーリーの舞台で、過去に壮絶な戦いが…?

『耳をすませば』の作中でカントリーロードを歌う雫。画像は月島雫と天沢聖司がセッションするシーン (C)1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH
『耳をすませば』の作中でカントリーロードを歌う雫。画像は月島雫と天沢聖司がセッションするシーン (C)1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH

「好きなジブリ作品」の話題は、いつでも盛り上がる鉄板ネタのひとつです。これはスタジオジブリ作品が長く愛され、多くのファンを魅了してきた証と言えるでしょう。

 そんなジブリ作品のなかには「この2作品、実はつながっているのでは?」と噂されるものもあります。そこで本記事では、気のせいとは思えない意外な共通点があったジブリ作品をご紹介します。

 それが1994年に公開された『平成狸合戦ぽんぽこ(以下、ぽんぽこ)』と、翌95年に公開された『耳をすませば』です。内容もジャンルもまったく異なる両作品ですが、劇中に驚くべき共通点がありました。

 まず『ぽんぽこ』の舞台は、昭和40年代の東京・多摩地域で、高度経済成長真っただなかの日本では、いたるところで都市開発がおこなわれていました。その影響は、まもなく多摩にも訪れ、「ニュータウン計画」と題して、森や山が切り崩されていくのです。そんな人間たちに抵抗するのが、多摩の自然のなかで暮らしていたタヌキたちでした。

 やがてタヌキと人間のせめぎ合いが始まり、この抗争が同作一番の見どころとなっています。しかし結果的にタヌキたちは人間に敗れて森は切り拓かれてしまい、「人間はいったい何をしているのだろうか……」と考えさせられるラストを迎えます。そして、そのエンディングには、多摩から東京を一望する夜景のシーンが登場しました。

 その『ぽんぽこ』の翌年に公開されたのが『耳をすませば』です。読書好きの中学3年生・月島雫(つきしましずく)と、ヴァイオリン職人をめざす天沢聖司(あまさわせいじ)が出会い、急接近していく様子が描かれていきます。

 この『耳をすませば』の舞台も東京・多摩の聖蹟桜ヶ丘でした。しかも単に『ぽんぽこ』と作品の舞台が同じというだけでなく、『耳をすませば』のオープニングにも、多摩から東京の夜景を一望するシーンが存在するのです。

 それも『ぽんぽこ』のエンディングとほぼ同じ構図で、よく見ると『耳をすませば』の夜景のほうが街並みが発展しているのがわかります。

 まるで『ぽんぽこ』の劇中で切り拓かれてできた新興住宅街で、『耳をすませば』の恋物語が展開されたような、粋な演出にも感じられないでしょうか。

【画像】都市伝説は本当? 意外な共通点が噂されるジブリ作品(4枚)

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