『ワンピ』邪魔さえ入らなければ! 純粋な力勝負ならカイドウよりもおでんが上?
『ONE PIECE(ワンピース)』の「ワノ国編」で明かされた、おでんとカイドウの因縁について、読者の間で「罠じゃなく、純粋な力比べだったら?」という疑問が浮上しています。もし、黒炭ひぐらしの邪魔が入らなかったら、勝者は変わっていたのでしょうか。
おでんとカイドウの実力はほぼ互角?
『ONE PIECE(ワンピース)』の「ワノ国編」に描かれた光月おでんの過去編で、ロジャー海賊団での冒険の一端や、「ワノ国」の帰国後について描かれるシーンがありました。「ワノ国編」のなかでもおでんの過去の物語は、いままで謎に包まれていたロジャーとおでんの出会いなどが判明した重要なエピソードです。
※この記事では『ONE PIECE』のキャラの生死に関わる記述があります。
ロジャーとの冒険を終え、「ワノ国」へ帰国したおでんは、悪政を敷いたオロチへ直談判しに行きました。その結果、毎週「裸踊り」すれば、人びとを解放して5年後にはオロチとカイドウが「ワノ国」を出るという約束を取り付けました。
その言葉を信じ、おでんは5年間「裸踊り」を続けましたが、オロチとカイドウは、5年が経過しても一向に「ワノ国」から出る気配がありません。「だまされた」と気付いたおでんは百獣海賊団との全面戦争を開始します。
怒りに震えるおでんが、カイドウのもとへ乗り込み、カイドウの腹に十字の傷を付けました。勝機を得たかと思われましたが、「マネマネの実」の能力でモモの助に化けた黒炭ひぐらしの罠により、カイドウから目を離したおでんは、カイドウからの攻撃を受けてしまいます。この結果、処刑を言い渡され、おでんは命を落としました。
このおでんとカイドウの勝負について、ネット上では「実力はおでんの方が上では?」という声があがっていました。もし、黒炭ひぐらしの邪魔が入らず純粋な力勝負だったなら、勝者は変わっていたのでしょうか。
まず、九里大名の光月おでんは剣術に優れ、覇王色の覇気の使い手です。町ひとつを飲み込めるほど巨大なイノシシを口から尻まで真っ二つにしたことなどから、実力は相当なものだったと考えられます。
一方で、カイドウは陸海空のすべてにおいて「最強の生物」といわれている人物です。絞首、断頭台、串刺しなども通じず、空島から飛び降りてもほぼダメージがないほど強靭な肉体を持っています。
結果的におでんは敗れたものの、カイドウに傷をつけて追い詰めるところまでいったおでんの実力は相当なものです。黒炭ひぐらしの邪魔さえ入らなければ、勢いに乗ったおでんが勝者し、「ワノ国」は豊かな国になっていたかもしれません。
ネット上でも「ひぐらしの罠がなければおでんが勝っていたのでは?」「純粋に1対1で戦ってればおでんの方が強い」「おでんは四皇と同じぐらいの実力があったと思う」といった声があがっていました。
その一方で「おでんの桃源十拳を受けても立ち上がっていたから、やっぱりカイドウには勝てなかったのでは?」という声のほか、「5年間も裸踊りしないで戦闘経験積んでいれば勝てたのに」「裸踊りして釜茹でされて、おでんが救われなさすぎる……」と、おでんの半生に対して複雑な声があがっています。
(マグミクス編集部)