「ホントにラスボス?」『ドラクエ』あまりに存在感が薄すぎたボスキャラ3選
封印されている間に、他のボスが大活躍?
最後に紹介するのは、『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』に登場した「ラプソーン」です。『ドラクエV』のミルドラース同様、ラプソーンも他のボスの影に隠れてしまった悲しいラスボスです。
『ドラクエVIII』の序盤において、すべての元凶といえる存在は「ドルマゲス」という人物でした。ドルゲマスは主人公が兵士として仕えていた城をイバラで封印し、国王と王女の姿を魔物や馬に変えてしまいます。
そこから物語が始まり、主人公はドルマゲスを倒す旅へと出発するのです。本作では、ドルマゲスが城から盗んだ「秘宝の杖」が物語の鍵を握るアイテムとなっており、この杖を持ったものは呪いをかけられてしまいます。
実は、この杖に暗黒神ラプソーンの魂が封じられていて、ドルマゲスを操っていたのもラプソーンなのですが、その時点でプレイヤーが知る由もありません。それらが分かるのは終盤なうえに、復活したラプソーンの姿もラスボスにしてはあまり威厳が感じられず、インパクトは弱めでした。
プレイヤーからも「ドルマゲスの悪行が目立ち過ぎた」「物語の終盤まで姿が封印されていた」といった声が上がっており、ラプソーンは残念ながら影の薄いラスボスと言わざるを得ません。
本来であれば、最強の敵として目立つはずのラスボスですが、いろんな理由で影が薄くなってしまうケースがありました。現在製作中のナンバリングタイトルの最新作『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』では、どのようなラスボスが登場するのかも注目です。
(LUIS FIELD)