「ドラクエ=人生?」国民的RPGが教えてくれた大切なこと3選
ゲームは、遊びとして楽しませてくれるだけではなく、いろんなためになることを教えてくれます。なかでも国民的RPGとして知られる『ドラゴンクエスト』シリーズは、人生を歩むうえで大切な要素が含まれ、多くの学びを得ることができました。
『ドラクエ』は、リアル世界にも通じる大事なことを教えてくれた!
「人生はロールプレイングゲーム」という言葉は、『ドラゴンクエスト』の生みの親である堀井雄二さんの名言として知られています。
『ドラクエ』は仲間とともに魔王を倒しにいくゲームですが、冒険を進めるなかで、ときにはリアルの人生にも通じる大切なことが学べました。
実際にネット上には「身体を休めるには、薬を飲むより宿で眠るほうが大切と学んだ」「コツコツ経験を積む大切さがわかった」などの声があり、『ドラクエ』からさまざまな学びを得た人がいます。
そこで本記事では『ドラクエ』をプレイして学んだ、リアルの人生に活かせそうな要素について紹介します。
まず最初に『ドラクエ』から学んだ大切なことに、「仲間の大切さ」が挙げられます。どれだけ主人公が強くなっても、たったひとりで強敵を倒すのは困難なので、共感できる人も多いのではないでしょうか。
そこで重要になってくるのが、仲間との協力プレイになります。すべてをひとりで成し遂げるのは難しくても、仲間がいれば達成しやすくなるのは、なにもゲームだけに限った話ではありません。
また、『ドラクエ』の仲間キャラにはそれぞれ長所や短所があり、適材適所の活用を心がけることが攻略のカギを握ります。これも現実世界に当てはまることで、自分自身や仲間の個性や強みを把握し、それを適切に活かすことが大事です。
続いて、人生において必要不可欠な「お金の稼ぎ方」のコツも『ドラクエ』から学べます。
『ドラクエ』で効率よくお金を稼ぐには、モンスターをどんどん倒さなければなりません。しかも、強いモンスターほどたくさんゴールドを落とす傾向にあるので、ワンランク上の敵を倒すことができれば、お金が稼ぎやすくなります。
そのためには貯めたお金を惜しまずに強力な装備品を買い、強いモンスターをテキパキ倒すことが近道です。
この装備品に投資を惜しまない考え方は、結果的にお金稼ぎの効率化につながりますが、これは現実世界でも同じことが言えそうです。良い仕事道具を購入することで作業の効率化を図れば、収入アップのかたちで返ってくるという考え方です。
それに現実の世界で資格や技術を得ることに投資して自己研鑽(けんさん)することは、『ドラクエ』の世界でレベル上げをする感覚に近いのかもしれません。
最後に紹介したいのは、「いつも自由に選択肢が選べるわけでない」ということです。
『ドラクエ』の冒険中、会話のなかで「はい」か「いいえ」の選択肢を選ぶ場面にたびたび遭遇します。しかし、ときには何度「いいえ」を選んでも話は進まず、結局「はい」を選ぶしかないシーンも珍しくありません。
ゲームならではの理不尽なシチュエーションに感じるかもしれませんが、よく考えれば現実の生活においても、選択の余地がないケースは十分に起こり得ます。
世知辛い話になりますが、たとえ自分が選びたくない選択肢だったとしても、さまざまな要因で泣く泣く選ばざるを得ない状況はあり得るのです。こうしたやるせなさや、無力さも『ドラクエ』が体験させてくれて、受け入れなければならないことを教えてくれました。
子どもの頃は夢中になって遊んだ『ドラクエ』ですが、改めて振り返ると人生においても役立つことが、随所にさり気なく盛りこまれていました。そして堀井雄二氏の「人生はロールプレイングゲーム」と言う言葉が示す通り、『ドラクエ』が教えてくれたことを、一度きりの人生にも活かしていきたいものです。
(LUIS FIELD)