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リメイク希望!令和に復活して欲しいナムコの名作ファミコンソフト3選

コミカルに楽しめる戦国シミュレーションゲーム

●『独眼竜政宗』

1989年6月27日発売の『クインティ』は、パネルをめくって敵を倒す画期的なアクションゲーム。そして1996年2月、本作を開発したゲームフリークは今なお続く「ポケットモンスター」を生み出した。(ナムコ)
1989年6月27日発売の『クインティ』は、パネルをめくって敵を倒す画期的なアクションゲーム。そして1996年2月、本作を開発したゲームフリークは今なお続く「ポケットモンスター」を生み出した。(ナムコ)

「歴史シミュレーション」作品といえば、光栄(コーエーテクモゲームス)の『信長の野望』などが有名ですが、1980年代のナムコも同様の題材で歴史シミュレーションを手掛けていたことをご存知でしょうか。1988年4月に発売された『独眼竜政宗』は、日本の戦国時代を描いたシミュレーションゲームです。主役は実在の武将である伊達政宗で、あらゆる策を講じ、奥羽(現在の東北地方)を統一できればクリアとなります。

 歴史シミュレーションと聞くと、どこか硬派なイメージを浮かべる方も多いかもしれません。しかし『独眼竜政宗』は、同ジャンルにおいても比較的コミカルな部類に入るでしょう。伊達政宗や補佐を務める片倉小十郎をはじめ、登場する大名はいずれも個性豊かです。喜怒哀楽に応じて表情がころころ変わり、青年期は若々しく、老年期は白髪になるなど、作り込みの細かさがうかがえます。

 また、領地の模様を伝える瓦版にナムコのマスコットキャラクター「パックマン」が描かれていたり、ニュースキャスター風の男性がマイク片手に現地レポートを始めたりと、歴史考証にこだわりすぎない「ミスマッチ感」が良い意味で明るい作風に寄与しているのも特徴です。同じ説明文を表示させないクイックモードも含め、歴史シミュレーションに馴染みがないプレイヤーでも遊べるような、とっつきやすいゲームでした。

(龍田優貴)

【画像】パッケージ見れば思い出す? 根強く愛されるナムコの名作ファミコンソフト(4枚)

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