【漫画】ADHDの子供に「漢字テスト100点」は無理すぎ 達成まで6年の道のりが「泣いちゃう」
ADHDのキョウタくんは漢字を覚えるのが大嫌いです。苦手ながらも1発で満点を取るため、毎日勉強していますが、100点までの道のりは長くて……? Twitter上で公開されたマンガが「頑張る姿が素敵!」と話題です。作者のラム*カナさんにお話を聞きました。
ひたむきに頑張る息子に「最高の成功体験」
漢字テストで100点を取ったことがないキョウタくん。ADHDという特性を持つ彼は、自分にとって嫌いなことを覚えるのに少し時間がかかってしまいます。彼に合った勉強方法で、ゆっくり少しずつ点数を上げていきますが、1発で100点を取ることはかなり難しい様子で……?
ラム*カナさん(@ahodanshi_haha)の実体験が描かれた『漢字が大の苦手なADHD息子が100点を取るまでの物語』がTwitter上で公開されました。長男・キョウタくんが一生懸命取り組む姿に読者からは「よく頑張った!」「ADHDのあいうえお作文がセンスある」などの声があがっており、いいね数は2300件を超えています。
作者のラム*カナさんにお話を聞きました。
ーーラム*カナさんがマンガを描き始めたきっかけを教えてください。
9年前長男がADHDの診断を受け、ADHDっ子の面白さや、わんぱく兄弟の珍行動をマンガで残したいと思い始めました。
ーー本作品を描く上で工夫した点などはありますでしょうか?
長男の6年間の努力の流れを描きたいと思い、5話にわけて丁寧に描きました。
ーー時間がかかりながらも紳士真摯に向き合うラム*カナさんも息子さんも素敵でした。改めてキョウタくんが100点の漢字テストを持ってきた際、どんな気持ちでしたか?
長男の特性的に本番で1発100点は不可能に近いものだと思っていたので、本当にうれしかったですし、彼にとって大きな成功体験になったことが、私にとっても大きな大きな喜びでした。
ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について教えてください。
キョウタと似たタイプのお子様をお持ちの親御さんたちから「力になった」「希望が見えた」などのお声をいただき、この出来事が誰かの小さな力になったのかも、と思うと私自身が励まされました。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
活動の軸はブログなのですが、Twitterをきっかけに知ってもらえるとうれしいので、これからも息子たちや自分の日常マンガをアップしていけたらと思っています。
(マグミクス編集部)