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【漫画】激しい腹痛で3回も病院へ。やっと判明した病名に「同じ経験した」の声続出

原因不明の腹痛で3回も病院に行った実体験を描いたマンガが話題に。金曜日の夜、突然腹痛や嘔吐に見舞われた作者、病院で「胃腸炎」と診察され、薬をもらいますが、痛みは増す一方で……。

虫垂炎は「医師でも診断が難しい」という意見も

突然発生した腹痛、あまりの痛さに夜も眠れず……(夏野みかさん提供)
突然発生した腹痛、あまりの痛さに夜も眠れず……(夏野みかさん提供)

 原因不明の腹痛で3回も病院に行った実体験を描いたマンガがTwitterで話題になっています。金曜日の夜、激しい腹痛や嘔吐に見舞われた作者は、病院で「胃腸炎」と診察されて薬をもらいますが、夕方になっても痛みは増すばかり。不安になって再び救急外来へ行きますが、CT検査でも「異常なし」。心配した家族が他の病院に連絡を取ってくれ、日曜日に別の病院に行ったところ、緊急手術を行うことに……。

 マンガの読者からは、「とにかく無事で良かった」「セカンド・オピニオン大事」などの声や、「同じ経験したんだけど、病名の特定にすごく時間かかった」「私は小学5年生の時我慢して破裂させてしまいました」など、同様の体験談も多く寄せられています。

 このマンガを描いたのは、夏野みかさん(@72no3can)。イラストレ―ターとして活動しながら、Twitterでさまざまな話題のマンガを発表しています。今回のマンガについて聞きました。

ーー「急性虫垂炎」という病気で、大変な経験をされました。マンガに描こうと考えた理由は何だったのでしょうか?

 絶え間ない激痛に襲われ、経口補水液も飲めず一睡もできない時間をまる2日間過ごし、病院を巡って救急車にも3回乗るという経験をして、色々思うことがあったので、他の人にも何かお伝えすることができたらと思ってマンガにしました。

ーーマンガの構成や作画について工夫されたところは?

 深刻な内容を深刻に描いては読み手が気軽に読めないと思ったので、比較的ほんわかした絵でまとめようと考えました。

ーー心配して駆けつけてくれたご両親のありがたさに、感情移入してしまいます。

 両親と姉にはとても感謝しています。はじめは心配をかけまいと、ひとりで行動していました。2軒目の病院で「胃腸炎」という診断が受け入れられず、入院したい旨を伝えたのですが「我慢するしかない」と言われ、とても自力で帰宅できそうになく、両親よりちょっとだけ近場に住む姉に助けを求めました。

 すぐに駆けつけてくれて、姉から連絡を受けた母も終電ギリギリに、父も翌日に駆けつけてくれました。家族の愛を感じました。

駆けつけた家族が、他の病院での診察を手配してくれた(夏野みかさん提供)
駆けつけた家族が、他の病院での診察を手配してくれた(夏野みかさん提供)

ーー「虫垂炎」の診断の難しさなどは、他人事でない切実さを感じます。

 マンガを投稿した後に、20人ほどの医師の方から診断の難しさについてご意見を下さいました。双方向で医療の専門家のご意見をいただけけたことも、貴重な体験となりました。

ーーマンガについて、たくさんの感想が寄せられています。特に嬉しかった感想は?

 見ず知らずの大勢の方が私の容体を気遣って下さり、手術跡をよくするための知識を教えて下さったりと、あたたかいコメントが心に沁みました。

 他にも、救急車を正しく使うために「#7119」(救急車を呼ぶかどうかなどの判断に迷った場合に相談できる電話サービス)を利用したことを褒めて下さったり、マンガの中の私の頭にある葉っぱについて「あの葉っぱは何だ」とコメントして下さったりと、マンガをよく見ていてくれているなぁと、とても嬉しく思いました。

 ちなみに、葉っぱを付けたのは自分を見分けやすくするためです。名前の「みか」を果物の「みかん」になぞらえて表しています。

ーーTwitterで発表されるマンガについては、今後どのように活動していきたいですか?

 個人的な趣味で、競技麻雀(ギャンブルではなく純粋なゲーム・競技として行う麻雀)に関するイラストを定期的に投稿していますが、ニュース性があって、今の社会に少しでも関わるものも描けたらと思います。気軽に読めて、ちょっと生活の役に立つような、そんなマンガを描きたいです。

(マグミクス編集部)

【マンガ】3軒目の病院でやっと分かった腹痛の正体とは…? 本編を読む(6枚)

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