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【漫画】海外で宿まで送ってくれた紳士から「鬼の連絡」 事件かと思ったら「愛されてる」

作者が中南米を旅している途中、現地の男性と仲良くなり、宿の近くまで送ってもらいました。宿に着いてシャワーを浴び、ひと息ついた作者がふとスマホを見ると……。Instagramで公開されたマンガが、「優しい……!」と話題になっています。作者の五箇野人さんにお話を聞きました。

紳士の「優しさ」からの行動だった?

マンガ「海外紳士からの鬼の不在着信に震える。」のカット(五箇野人さん提供)
マンガ「海外紳士からの鬼の不在着信に震える。」のカット(五箇野人さん提供)

 中南米で出会った優しい男性とのやり取りを描いたマンガ「海外紳士からの鬼の不在着信に震える。」が、Instagramで3800以上のいいねを集めて話題となっています。

 作者が中南米を旅していたとき、現地で仲良くなった男性が「夜は危ないから」と宿の近くまで送ってくれました。無事に宿に着き、シャワーを浴びたあとにふとスマホを見ると、その男性から……。読者からは、「優しい……!」「こんなに心配してくれるなんて」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、海外の旅日記をInstagramやブログ「五箇野人の海外旅日記」で発表している、漫画家の五箇野人さん(@gokayajin)です。これまでに『つかれたときに読む海外旅日記 1~3巻』、『世界歩いてるとドープな人にカラまれる』、『#世界#映え殺し#ツアーズ』(すべて小学館)などの作品を出版しています。五箇野人さんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 紳士の優しさと、ユーモアのあるメッセージがうれしく、また心に沁みたので、皆さんに共有したいと思いマンガにしました。

ーーこの紳士とは現地で初めて出会って交流したのですか?

 出会いは現地で「たまたま」です。ランチを食べようとお店に入ったときに、そこにいた常連さんで、紳士から声をかけていただいて話すことになりました。前日の夜にこの町に到着して、この日が「町ブラ初日」だったこともあり、いろいろと質問して、教えていただきました。

ーーこのように現地の方と連絡先を交換することはよくあるのでしょうか?

 よくあります。オープンでフレンドリーな方と接する機会が多いので、それも理由のひとつだと思います。少し話して時間を共有すれば「友達」と言っていただき、連絡先を交換すると帰国後も「元気?」などと気軽にメッセージをいただけたりして、本当に感謝しています。

ーー紳士からのメッセージを読んだあとの心境を教えて下さい。

 何事かと思って不安になりながら読んだので、その気持ちとのギャップもあり、彼の優しさが沁みました。また同時にかわいいな……とも思ってしまう文面だったので、ほっこりしました。

ーーなんと返事をしたのでしょうか?

 無事に宿に着いてシャワーを浴びていたことを伝えたところ、安心してもらうことができました。後日また連絡を取って、一緒に町をめぐってもらい、結果的にこの町で長い時間を過ごしました。帰国後もメッセージのやり取りをしました。

ーー今回の作品について、どのような意見が寄せられていますか?

 やはり紳士の優しさについてのコメントを多くいただきました。自分が感じた気持ちを追体験していただけてともうれしいです。今後もいろいろな旅のエピソードを共有したいなと思いました。

(マグミクス編集部)

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五箇野人

漫画家。
SNSやブログ「五箇野人の海外旅日記」にて体験記を発信。エッセイマンガ集『五箇野人の海外紀行シリーズ』(全11章)がKindleにて公開中。
Instagram:https://www.instagram.com/gokayajin/
X(旧:Twitter):@gokayajin