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『牙狼』シリーズの雨宮慶太監督、「日本人による独自のファンタジー」を追求

『牙狼』が、そして雨宮監督が伝えたいもの

ーー都市開発前の浦安で生まれ育ったことが、雨宮監督の世界観に大きく影響を与えたといえそうですね。

 自分のことは分析しないので、それは分かりません。でも『牙狼』は目には見えないものを次の世代が受け継いでいく物語でもあるのです。目には見えないもの、つまりは騎士としての魂や心の有り様といったことです。騎士の象徴として鎧があるわけですが、雷牙たちは鎧そのものには固執していません。その一方で、鎧に執着する者もいる。物質に対する邪念を持つ者との戦いが『牙狼』でもあるのです。いわば、価値観の違いをめぐる闘いなんです。

ーー雨宮監督も先達から大切なものを受け継いでいるのでしょうか?

 僕の場合は、子どもの頃に観ていた『ゴジラ』(1954年)や『ウルトラマン』(1966〜67年)を生み出した円谷英二さんの特撮精神じゃないかな。やっぱり、人の心に響くものじゃないと時代を経て残るものにはならないんです。「牙狼」シリーズも10年以上続いているわけだから、少しは観た人の心に響いていると思いたいですよ(笑)。

(長野辰次)

映画『牙狼〈GARO〉月虹ノ旅人』
原作・脚本・監督/雨宮慶太
出演/中山麻聖、石橋菜津美、水石亜飛夢、螢雪次朗、松田悟志、小西遼生、京本政樹
2019年10月4日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
(C)2019「月虹ノ旅人」雨宮慶太/東北新社
https://garo-project.jp/GEKKOU/

【インタビュー後編】はこちら

【画像】戦う黄金騎士の宿命と葛藤! 『牙狼〈GARO〉月虹ノ旅人』のシーン(9枚)

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