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「今だったら大問題?」初代『ガンダム』にこっそり出演していた別アニメキャラ

アニメ『機動戦士ガンダム』には、本編とはまったく関係がない他作品のキャラやメカが登場するシーンがあるのをご存知でしょうか。昭和のアニメということもあり、おおらかな時代だからこそ許された、スタッフの「遊び心」について紹介します。

『機動戦士ガンダム』の劇中で実現していた「夢のコラボ」とは?

『機動戦士ガンダム』には、他のアニメ作品の意外なキャラが登場していた (C)創通・サンライズ
『機動戦士ガンダム』には、他のアニメ作品の意外なキャラが登場していた (C)創通・サンライズ

 1979年に放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダム』は、放送終了後も多数の続編シリーズが展開され、今もなお人気の高い作品です。

 そんな初代『ガンダム』には、作品とはまったく無関係な他のアニメ作品のキャラクターやメカが登場していたことをご存知でしょうか? 昭和アニメだからこそ許された、スタッフの遊び心についてご紹介します。

 第14話「時間よ、とまれ」の冒頭には、ジオン公国軍の兵士たちの慰問に訪れたマジシャンが手品を披露するシーンがあります。そのマジシャンの姿は、アニメ『無敵鋼人ダイターン3』に登場するコマンダー・エドウィンにそっくりでした。

 さらに、その手品を見ている兵士のなかには、同じく『ダイターン3』の主人公・破嵐万丈と、執事のギャリソン時田によく似た人物の姿まであります。

『無敵鋼人ダイターン3』は、『機動戦士ガンダム』と同じ富野由悠季監督が手がけた作品で、どちらもサンライズ制作のアニメということで実現した、夢のコラボだったのかもしれません。

 続いての注目シーンは、第31話「ザンジバル、追撃!」のなかにありました。この回では、ホワイトベースが僚艦の囮(おとり)として、先にジャブローを発進することになります。

 そのとき基地のドックから発進するホワイトベースを誘導していた人物の姿は、『ルパン三世』のルパンと次元大介にそっくりでした。

 ほんのわずかなシーンなので見逃しがちですが、よく見るとヘルメットの下にルパンの特徴的な顔つきや、次元のヒゲなども確認することができます。

 思わず、天下の大泥棒が「ジャブローまで何かを盗みに来たのでは?」と妄想したくなるシーンでした。

 ちなみにルパンの一味らしき人物が『ガンダム』に登場するのは、これだけではありません。第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」で、レビル将軍がソロモン要塞に降り立ったときに出迎えた、音楽隊のなかにもいました。

 この回に登場した音楽隊にはルパンや次元だけでなく、石川五ェ門と銭形警部らしき姿まであります。ルパン、次元、五ェ門が卒なく楽器を奏でているのに対し、銭形らしき人物は顔を赤らめて必死に演奏しているのが印象的です。

【画像】まさか初代『ガンダム』に出演してたなんて!? 意外すぎる別作品のキャラ&メカ

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