原作ではありえない!『ドラゴンボール』好きが興奮した「夢の対戦カード」3選
鳥山明氏による人気マンガ『ドラゴンボール』は、いまだに高い人気を誇ります。緊迫したバトル展開でファンを魅了しましたが、本編では実現しなかった夢の対戦カードもたくさんありました。そんなファンが見たい幻のバトルを実現したゲームがあり、そこに描かれた「IFストーリー」をご紹介します。
ゲーム内で夢のバトルが実現! オリジナルの「IFストーリー」がアツい!!
長年愛され続けている鳥山明氏の傑作『ドラゴンボール』のなかには、数多くの名勝負が存在します。
しかし、マンガ本編にはない「夢の対戦カード」が、ゲームのなかだけで実現したケースがありました。そこで今回は、多くのファンが「これが見たかった!」と喜んだ、ゲームオリジナルの「IFストーリー」をご紹介します。
今回紹介するオリジナルストーリーが収録されていたのは、PS3・Xbox 360用ソフトの『ドラゴンボール レイジングブラスト』です。同作は2009年に発売され、IFストーリーに至るまで、すべてがフルボイスで収録された豪華な作品でした。
最初に紹介する夢の対戦カードは、「未来トランクスVS子どもトランクス」という組み合わせです。
この対戦に登場するのは、「人造人間に未来を破壊された青年のトランクス」と「本編の後半から登場する、やんちゃなトランクス少年」になります。
久しぶりに少年トランクスのいる時代にやってきた未来トランクスは、「どれくらい、オレが成長したか見にきたんだ」と語りかけます。一方、少年トランクスは相手が誰だかわかっていない様子で、「オレ、強いよ! びびんないでよね」と自信満々に受けて立ちます。
その舐めた態度を見た未来トランクスは「(人造人間たちがいなくなった)平和が、オレをこんなナマイキな子どもに……!?」と若干ショックを受けているのも面白いところです。
ほかにも、対戦中に少年トランクスが超サイヤ人に変身すると、未来トランクスが「超サイヤ人のバーゲンセールじゃないか」とつぶやくなど、原作マンガで父・ベジータが発したセリフのオマージュまで飛び出します。
マンガではありえない対戦カードながら、未来トランクスの父ベジータに対する想いや、クスッとさせられるコミカルなやりとりなどが詰まった、ちょっと心温まるIFストーリーでした。
続いて紹介するのは「ベジットVSゴジータ」という夢のカードです。どちらも悟空とベジータが合体したという点で共通しているキャラクターになります。
原作マンガにも登場したベジットは「ポタラ」というアイテムの力でふたりが合体したのに対し、ゴジータは「フュージョン」によって合体した、アニメオリジナルのキャラクターです。
どちらも悟空とベジータの合体キャラであり、原作ではありえない「夢の最強バトル」として、ファンも興味津々の対戦カードでした。
そしてゲームではプレイヤーがどちらを操作したかによって、やりとりの内容が異なります。
ちなみにベジットが勝利した場合、ゴジータは永続的に効果の続くポタラの有用性を認めつつ、「けど、ずっとそのままじゃあ…チチとブルマには、どう説明するんだ?」とツッコミを入れ、ベジットが動揺する姿が見られました。