ドット絵に戦慄! スーファミ時代の衝撃シーン3選「忘れられないトラウマ」
ドット絵が主流だったレトロゲームの時代でも、ゲームの描写を見てショックを受けることはありました。そこで今回は、スーパーファミコン時代のRPGで、とくに多くのプレイヤーに衝撃を与えたであろう衝撃シーンをご紹介します。
スーパーファミコンのRPGはトラウマ展開の宝庫?
家庭用ゲームのグラフィックは日々進化を続けていますが、ドット絵時代のレトロゲームの表現力も侮れません。今回はそんなドットで表現されたスーパーファミコンのRPGのなかでも、多くのプレイヤーに衝撃を与えたトラウマシーンをご紹介します。
●あまりにも献身的な姿に涙……
最初にご紹介するのは、『ファイナルファンタジーIV』に登場する、双子の魔道士「パロム」と「ポロム」にまつわるイベントシーンです。
同イベントは、四天王のひとりである「水のカイナッツォ」を倒したあとに発生します。
カイナッツォの残した罠により、主人公のセシルたち一行は部屋に閉じこめられ、左右の壁が迫ってくるという絶体絶命のピンチに陥ります。
しかしその時、パロムとポロムが迫りくる壁の前で自ら石化し、仲間たちを危機から救ったのです。
しかもパロムとポロムの意思によって「エスナ」の魔法や「きんのはり」でも石化を解除することができません。まだ5歳の姉弟パロムとポロムが、自らの命と引き換えに仲間を助けるという献身的な姿に、大きなプレイヤーが衝撃を受けました。
ちなみに同作には、モンスターと化したエッジの両親との戦闘シーンや、主人公のセシルが持ちこんだ「ボムの指輪」によって、ヒロイン・リディアの故郷「ミストの村」が火の海になってしまうシーンなど、ほかにも衝撃的な場面が存在します。
●主人公が迎えた、あまりにも悲劇な結末……
次に紹介するのは、シミュレーションRPG『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』にあった、通称「バーハラの悲劇」と呼ばれる衝撃シーンです。
反逆の疑いをかけられていた主人公のシグルドは自身や父の無実を証明すべく、多くの犠牲を出しながらも激しい戦いを続けていました。
そんななかシグルドは、グランベル王国の指揮官「アルヴィス」がシグルドの無実を知っており、王都バーハラで国王とともに待っていると知らされます。しかし、これは王国を乗っ取ろうとするアルヴィスの策謀でした。
誘いに乗ってバーハラまでやってきたシグルドに、アルヴィスは「反逆者としてここで死んでもらう」と突如宣告します。
しかもアルヴィスが自分の妻と呼んで、その場に現れたのは、行方不明になっていたシグルドの妻・ディアドラでした。
アルヴィスにだまされ、愛妻まで奪われたシグルドは、アルヴィスの放った魔法「ファラフレイム」の炎に焼かれ、命を落とします。そしてシグルドの仲間たちの大半も、王国軍によって殺害されました。
あまりにも悲惨すぎる主人公・シグルドの最期は、多くの『FE』プレイヤーのトラウマになったことでしょう。