『ワンピ』犯罪者だらけの「バロックワークス」が愛される理由とは 「転生したら働きたい」「部下も有能」
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する、秘密犯罪会社「B・W(バロックワークス)」は元王下七武海のクロコダイルが設立したものです。個性豊かで実力もあるメンバーにネット上では「実はものすごく優秀な組織だったのでは?」と話題です。
『ONE PIECE』界一の優良会社といえば?
『ONE PIECE(ワンピース)』の「アラバスタ編」で登場した秘密犯罪会社「B・W(バロックワークス)」は元王下七武海のクロコダイルが設立した組織です。「B・W」は、「理想国家の建国」を目標に掲げており、社長のクロコダイルはアラバスタ王国の転覆と古代兵器「プルトン」の復活を企んでいました。最終的にはルフィたちに阻まれ「理想国家の建国」を遂げることなく、海軍に捕まってしまいます。
作中ではあらゆる犯罪を行い手柄を立てていた「悪の組織」として登場した「B・W」に、ネット上では「実はものすごく優秀な組織だったのでは?」と話題を集めていました。なぜ、「B・W」は高い評価を受けているのでしょうか。
評価される理由のひとつに、社員の能力の高さがあげられています。「B・W」のメンバーは「スナスナの実」の能力者であるクロコダイルを筆頭に、幹部(オフィサーエージェント)のほとんどが「悪魔の実」の能力を持っています。そして「悪魔の実」の能力を持っていない幹部も特殊能力を身に付けているなど、ハイスペックな人物ばかりです。
また「B・W」では幹部以下の社員も活躍を見せていました。人工的に雨を降らせることができる「ダンスパウダー」を「コブラ王の命令で運んだ」と偽ったMr.メロウや、コーザを後ろから撃った社員などが作中で描かれています。
ネット上では「幹部はもちろん平社員も自分で考えて動いててエラい」「名もなき助演男優たちが多すぎる」など、「B・W」の社員たちのファンも多いです。
また質問コーナー「SBS」で、ファンの「B・W社の社員旅行は、どこに行くんですか?」という問いに対して、作者の尾田栄一郎先生は「北海道の雪祭りに、この前行ってきたらしいです」と回答しています。社員旅行などの福利厚生があることも「B・W」が評価される理由なのでしょうか。
アラバスタ乗っ取り計画が失敗して「B・W」は壊滅しましたが、扉絵連載「ミスG・Wの作戦名ミーツバロック」で「B・W」のその後が描かれ、ミスG・Wたちが脱獄の手助けをする様子が見られました。
脱獄した幹部は「NEWスパイダーズカフェ」で働く様子が描かれており、居心地の良さそうな雰囲気が伝わってきます。ネット上では「最終的にみんなでカフェを経営するほど仲良しなんだよな」「悪の組織なのにほっこりしちゃう」「仲間への愛情はほかの海賊たちにも負けなそう」といった声があがっていました。
(マグミクス編集部)