予備知識なしでOK! イッキ見で『ガンダム世界』を味わえる初心者向け3作品
再来年で誕生から45周年を迎える『機動戦士ガンダム』シリーズは、アニメから劇場版、舞台まで多くの作品が登場しました。作品数が多いため、これから視聴する人はどこから見ていいか迷うことも少なくないようです。今回は「宇宙世紀シリーズ」を履修済みの人はもちろんのこと、初心者でも楽しめる『ガンダム』作品を紹介します。
もうすぐ「45周年」! 壮大なガンダム世界への「入り口」は?
2025年に45周年を迎える「ガンダム」シリーズは、関連作品を含め80作品以上を世に送り出しています。多くの人から愛されているシリーズですが、今から「ガンダム」を観る人にとっては、「どこから手を出して良いかわからない」と困ってしまうこともあるのではないでしょうか。
本記事では『機動戦士ガンダム』『Z』『ZZ』の初期三部作を履修済みの人はもちろん、それらを見ていなくても『ガンダム』の世界に入りやすい作品を紹介します。
2002年から放送された『機動戦士ガンダムSEED』は、シリーズ40周年を記念してNHKで行われた「全ガンダム大投票」で堂々の3位にランクインしました。C.E(コズミック・イラ)と呼ばれる舞台で巻き起こる戦いを描いた本作品は、主人公がある軍事的な作戦に巻き込まれる場面からスタートします。生まれながらにして身体や頭脳が優れている人類と、自然のままに生まれてきた人類との争いが主なストーリーです。
『ガンダム』の世界観に入りやすい作品であることから人気を集め、『ガンダムSEED』だけでもスピンオフを合わせて4作品が製作されました。最新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が2024年1月に公開される予定で、その人気の高さがうかがえます。
また、初代『機動戦士ガンダム』からはじまる宇宙世紀の知識がなくても『ガンダム』の世界を楽しめる作品として、2007年からファーストシーズンが放送された『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』は、『ガンダム』初心者に特におすすめしたい作品のひとつです。
同作品の物語では、西暦2307年において各国が太陽光発電システムをめぐりエネルギー戦争を繰り返すなか、ガンダムが武力で解決させようと介入します。ガンダムと国連軍との戦いは手に汗握る展開で、全2シーズンと最終話のその後を描いた劇場版が製作されました。
これまでのストーリーとは少し印象が違う作品が、2015年から第1期が放送された『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』です。少年兵が主人公の同作品は、多くの社会問題を取り扱い、戦争を前面に押し出したテイストになっています。宇宙世紀シリーズを観たことがある人も、また違う角度の『ガンダム』を楽しむことができるかもしれません。
「ガンダム」シリーズ全体について、SNSでは「40年以上続くコンテンツとか普通にすごい」「どのシリーズも面白い」など、多くの意見があがっています。切り口を変えて多様な作品が登場するという点でも、「ガンダム」シリーズは思いのほか多くの「入り口」があるコンテンツといえるのではないでしょうか。夏休みにアニメをイッキ見したい気分なら、ぜひこの機会にガンダム作品の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
(LUIS FIELD)