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最近のポケモンマーケット事情、かつての「子供たち」を狙い撃ち?

任天堂ゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター赤・緑』が発売されてから20年以上が経過し、ポケモンは親から子へ引き継がれるコンテンツとしての側面を見せていますが、近年の映像作品やゲームタイトルの一部は、かつてポケモンで遊んでいた子供たちに照準を絞ったマーケット展開と考えることもできます。

「親世代」意識した劇場版や『Let's Go! ピカチュウ・イーブイ』

1998年放映「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」、同時上映は「ピカチュウのなつやすみ」
1998年放映「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」、同時上映は「ピカチュウのなつやすみ」

 1996年にニンテンドーゲームボーイ用ソフトとして発売された『ポケットモンスター赤・緑』に始まり、アニメ、マンガ、ゲームと……かれこれ20年以上にわたり、「ポケモン」は子供たちを魅了し続け、日本が誇る代表的コンテンツに成長しました。

 そんな「ポケモン」のターゲットは、現在の子供たちだけではありません。特に近年、かつて「ポケモン」を楽しんでいた子供たちにも焦点をあてたコンテンツ展開が盛んに行われているように感じられます。

 真っ先に思い浮かぶのは、「劇場版ポケットモンスター」シリーズです。1998年に放映された映画『ミュウツーの逆襲』が、2019年になって『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』としてフル3DCG映像で新たに描かれたことは記憶に新しいです。

 しかし、2017年に放映された『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』も、TVアニメ『ポケットモンスター』第1話から連続するオリジナルストーリーを描き、2018年に放映された『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』もまた、1999年に発売されたゲームボーイ用ソフト「ポケットモンスター金・銀」に出現したポケモンを軸にストーリーが展開します。

 加えて、2018年に発売されたニンテンドーSwitch用ソフト『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・イーブイ』のストーリーも、1998年に発売されたゲームボーイ用ソフト「ポケットモンスター ピカチュウ」をベースに作られ、『赤・緑』をプレイしたことのある人にとって懐かしさを感じる内容になっています。

 一見、現在の子供向けに展開されているように見える「ポケモン」ですが、いくつか映像作品やゲームタイトルで昔を思い出せる要素打ち出していく近年の流れは、むしろかつての「子供たち」にしっかり照準を定めることで、「ポケモン」を親から子へと引き継いでいってもらうことを企図しているのではないかと、考えることができるのです。

(マグミクス編集部)

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