「黙認してる?」『鬼滅』鬼殺隊が「政府非公認組織」であることに疑問の声
大正時代の日本を舞台に、人と鬼の戦いをテーマにした『鬼滅の刃』の作中に登場する鬼殺隊は、炭治郎を始めとして大勢の鬼狩りが在籍する組織です。ネット上では人びとを守る鬼殺隊が政府非公認組織であることについて、「なぜ数百名も隊士がいるのに非公認なの?」といった声も上がっていました。
鬼殺隊は政府非公認組織
大正時代の日本を舞台に、人間と鬼の戦いを描いたマンガ『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊は、炭治郎を始めとして大勢の鬼狩りたちが在籍する組織です。ネット上では人びとを守る鬼殺隊が「政府非公認の組織」であることについて、「なぜ数百名も隊士がいて、重要な仕事をしているのに非公認なの?」といった疑問の声も上がっていました。
鬼殺隊が討伐する鬼は人間より遥かに強力で、特殊な刀「日輪刀」で頸を斬られるか、藤の花の毒の摂取、日光を浴びないと死なないという体質です。一部では、「血鬼術」という特殊な技を使用する鬼も存在します。鬼は人間を食べることで成長することできるため、積極的に人間たちを喰らおうとする危険な存在です。
そんな鬼を討伐し人びとの暮らしを守る鬼殺隊は、驚くことに政府公認の組織ではないようです。鬼殺隊は大正時代より遥か昔から存在する古の組織として描かれていますが、過去に存在した幕府や、大正時代の政府や警察とも明確な繋がりは描写されていません。
また、炭治郎たちが「無限列車」に乗るシーンでは、駅員が彼らの帯刀を問題視しています。隊服を身に纏っている炭治郎や善逸に対しても、特別な反応は見られませんでした。これは民間の人間たちが鬼殺隊の存在を知らない、あるいは公として認知されていないことを示していると言えます。公式ファンブックでも「政府から公認されていない組織」と説明がありました。
鬼殺隊が政府非公認である理由について、ネット上では「軍事利用されたくないから非公認にしてるのでは?」「政府公認になると、やれ規則とかやれ予算とか面倒でしょ」「産屋敷家が特殊な才能で色んな事業で儲けまくってるらしいから、わざわざ政府公認にしてもらう理由ないじゃん」など、鬼殺隊側があえて非公認組織として活動しているという声が多く上がっていました。
その一方で、「政府の一部は公認してないと、戦闘できないんじゃないか」「政府の上層部は知ってるけど、民間には鬼の存在自体をできるだけ隠したいから、非公式で『黙認』している状態なんだと思う」「無限列車の横転とか、遊郭の半壊滅とか、多分不問にしてもらってる気がする」といった意見もあります。
なかには「入隊試験で死者が出るような組織を政府が認めるわけがない」「鬼の始祖・無惨が海外進出していない以上、他の国に鬼はいないだろうし、近代国家として『鬼狩り』の事業なんて認められないでしょ」「お館様以外が鬼殺隊を管理できるとは思えない」など、鬼殺隊という特殊過ぎる組織の扱いにくさを言及する声も上がっていました。
(マグミクス編集部)