『DQウォーク』往年のファンが「絶対にプレイしない」と語る、悩ましい理由とは?
『ドラクエ』シリーズ初の位置ゲームとなった『ドラクエウォーク』は、初登場セールスランキング1位、500万ダウンロードと人気を獲得していますが、なかには長く『ドラクエ』のファンでありながら、「プレイしない」という人も。その理由を聞きました。
『ドラクエウォーク』 往年の『ドラクエ』ファンが未プレイなのには理由が?

現実世界の位置情報と連動した「ドラゴンクエスト」の世界を冒険するスマホゲーム『ドラゴンクエストウォーク(以下、ドラクエウォーク)』は、2019年9月12日(木)にリリースされ、初登場セールスランキングで1位を獲得。リリースから1週間で500万ダウンロードを突破し、多くのユーザーに遊ばれています。
ですが、一部には「ドラクエ」シリーズの大ファンであるにも関わらず、「プレイしていない」という声も聞かれます。子供の頃に初代『ドラクエ』第一作でRPGを知り、『ドラクエII』『ドラクエIII』に熱狂したファンが『ドラクエウォーク』を未プレイなのには、理由があるようです。
話を聞いてみると、次のような声が返って来ました。
「『ポケモンGO』をやってみてハマれなかったから、位置ゲームに抵抗がある」(40代女性)
2016年に登場した『ポケモンGO』は、リリースから3年以上経った現在でも多くのプレイヤーがいる人気ゲームです。彼女によく話を聞いてみると、流行に乗って始めてみたものの、『ポケモン』自体にそこまでの愛着がなかったのが「ハマれなかった」理由のようです。
子供の頃『ポケモン』に熱中した世代は、現在の10代~20代が中心です。彼女は、「『ポケモン』はキャラクターをよく知っているけれど、ゲーム自体はそこまでやっていない」といいます。その点、「ドラクエ」については「『ドラクエII』がなかなか買えなくて悔しい思いをした」という、まさにブームを体験した世代です。
『ドラクエウォーク』には、往年のファンが喜ぶツボを押さえた演出がされています。「イベントクエスト」では初代『ドラクエ』のストーリーをなぞるイベントを開催。ラダトーム城から旅立ち、ドラゴンを倒してローラ姫を助け、虹の橋を架けて「りゅうおう」を倒すという一連の物語を楽しめます。
未プレイの理由としては他に、
「最近の『ドラクエ』は3Dになったり、オンラインになったりでついていけない」(30代男性)
などの声がありました。
もちろん、『ドラクエウォーク』には「フレンド」機能があり、知人や見知らぬプレイヤーとつながることもでき、周囲の人と協力して敵を倒すイベント「メガモンスター討伐」もありますが、基本はひとりでのプレイを楽しむゲームです。