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アムロ・レイは沖縄出身? 『ガンダム』キャラクター名の元ネタ 命運までが似ているケースも

40年もの長きにわたり、その名前が語り継がれる「ガンダム」キャラクターたちの秘密は、独特なネーミングにあったのかもしれません。アムロやシャアなど、不思議と耳に残る特徴的な名前の由来について紹介します。

沖縄の人名かと思いきや?

アムロ・レイと初代ガンダムは、アニメの歴史に残る名コンビ。画像は「機動戦士ガンダムDVD-BOX 1 特典フィギュア付」(バンダイビジュアル)
アムロ・レイと初代ガンダムは、アニメの歴史に残る名コンビ。画像は「機動戦士ガンダムDVD-BOX 1 特典フィギュア付」(バンダイビジュアル)

 登場から40年をこえて記憶され続けるガンダムの主要キャラクターには、そのネーミングに秘密があります。あまり知られていない名づけの由来について紹介します。

●アムロ・レイは安室零?

『機動戦士ガンダム』の主人公、アムロのネーミングにはいくつかの説があります。ひとつは沖縄に安室(あむろ)という苗字があることから、沖縄にルーツのある日本人との説です。人気歌手の安室奈美恵さんが沖縄出身ですね。

 しかし本当の由来は異なります。実はホワイトベースのパイロットはみんな旧日本軍の戦闘機から名前をもらっています。アムロはというと、大日本帝国海軍のゼロ戦の開発コード「A6M」から名づけられました。「えーろくえむ」が「あろむ、あむろ」、零式艦上戦闘機なので合わせて「あむろ・れい」になります。

●カイ・シデン

 皮肉屋のカイについては、すぐに名前の由来に気づいた人も多いのではないでしょうか。彼の名前は戦争末期に開発された局地戦闘機、紫電改(しでんかい)を分割して並べ替えたものです。開発コードをもじったアムロと比べると分かりやすいですね。

●ハヤト・コバヤシ

 ガンキャノンのパイロットのハヤト・コバヤシ。極めて一般的な日本人名ですが、彼の名前は四式戦闘機の愛称、疾風(はやて)に由来します。こういったネーミングは戦後の日本人だったらすぐに気づいたことでしょう。

●リュウ・ホセイ

 ガンタンクのパイロットを務める巨漢、リュウ・ホセイの名前は、戦争末期に作られた多任務艦上攻撃機、流星(りゅうせい)から取られています。「流星」は雷撃や爆撃がこなせる機体ということで、火力に優れたイメージを連想させます。ガンタンクのイメージにぴったりですね。格闘戦に優れたゼロ戦のガンダムと比較すると、ネーミングの由来と作品内での役割がリンクしているようです。

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