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クズと呼ばれた『ガンダムSEED』のキラ・ヤマト 主人公を追い詰めた「周りの思惑」も?

ガンダムシリーズには多くの魅力的な主人公が存在しますが、ひときわ異彩を放っているのが、『機動戦士ガンダムSEED』の主人公キラ・ヤマトです。作中でのクズすぎるキラの行動は、ネット上でも放映当時から話題になりました。

2人のヒロインを「横取り」がたびたび話題に

 2024年1月公開予定の劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』ティザーポスター (C)創通・サンライズ
2024年1月公開予定の劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』ティザーポスター (C)創通・サンライズ

 21世紀に入って初めて製作されたTVシリーズのガンダム作品『機動戦士ガンダムSEED』は、放送から20年以上経過した今でも根強い人気を誇っています。2024年1月に新作劇場アニメ『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の公開も決定し、ますます注目を集めています。

『SEED』ファンの間で語り継がれているのは、主人公キラ・ヤマトの行動です。今回はネット上で話題になっている「キラのクズエピソード」に焦点を当てて紹介します。

 もともと資源衛星「ヘリオポリス」の民間人であったキラは、ガンダム奪取作戦に巻き込まれ、いやおうなく戦争に参加していくことになります。「僕は…… 僕は……! 殺したくなんかないのにぃぃーーっ!!」というセリフがあるように、キラは戦闘で相手を殺さないことを願う、心の優しい人物です。

 しかし一方で『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の第1話では、キラの乗るフリーダムガンダムが敵と戦う際の流れ弾で、シン・アスカの家族が死んでいます。キラが直接手を下さずとも死人は出ているため、ネット上では「綺麗事を言い続けるのがイライラする」という声も。

 また物語が進むにつれて、キラは敵機のコクピットを狙うのではなく、戦闘能力を奪って放置する戦い方をするようになりました。しかし敵パイロットのその後を想像してみると、宇宙空間で放置されれば窒息死、空中で放置されれば墜落死が待っているとも考えられます。

 そのため「かえって悲惨な死に方になるのでは……」と不審に思う声もありました。非情な戦場での戦いとはいえ、生きたまま戦場に放置することが敵キャラへの「優しさ」なのかどうかは微妙なところです。

 キラのクズエピソードとしてもっとも有名なのは、友人の婚約者を寝取る場面が2回もあったことです。最初の被害者はヘリオポリスでキラの同級生であったサイ・アーガイルで、婚約者のフレイ・アルスターが寝取られるという事件がありました。事件が発覚した後、キラがサイに放ったセリフ「やめてよね……。本気で喧嘩したら、サイが僕に敵うはずないだろ……」は本作の名セリフとしても有名です。

 ふたり目の被害者は、キラの幼馴染であるアスラン・ザラです。アスランの婚約者であったラクス・クラインは、最終的にはキラの恋人として隣に立っています。

 ただし、これらふたつの「恋人横取り」エピソードには背景があります。サイの恋人だったフレイは、戦争で父を亡くし、復讐のためにキラを利用しようと近づき、望まぬ戦いで精神的にも疲弊していたキラを引きずり込んでいったという一面がありました。

 ラクスのケースでは、アスランとラクスの婚約は親が決めたことで恋愛感情はなく、自身の父親をアスランの父親に殺されたという出来事もありました。ラクス自身がキラの優しさや信念に惹かれていった結果……と受け止めることもできます。

(マグミクス編集部)

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