はかなすぎ!あっけなく退場した「ガンダム」キャラたち 宿敵、お騒がせ人物が多かった?
ガンダムシリーズは戦争を舞台にした作品ということもあり、キャラクターの戦死描写は避けられません。なかでも、主人公と因縁があるキャラや、主要キャラの最期は気になるところです。今回は、宇宙世紀のガンダムシリーズで、あっけなく退場してしまったキャラを紹介します。
ガンダムの舞台は「非情」な戦場
ガンダムシリーズは、非情な戦争を背景に物語を展開していることもあり、キャラが戦死するシーンはどうしても避けられません。そのなかでも、物語に欠かせない存在でありながら、あっさり戦死するキャラがいました。今回は「ガンダム」シリーズのなかで、あっけなく退場してしまったキャラを紹介します。
劇場版アニメ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場したクェス・パラヤは、あっけなく退場したキャラのひとりです。ネオ・ジオン軍の総帥シャア・アズナブルと出会ったことで同軍に身を置いたクェスはニュータイプ能力を見込まれ、少女でありながらパイロットとして戦場に投入されます。やがて、最終決戦ではネオ・ジオン軍のモビルアーマー、α・アジールを任されるまでに能力が覚醒します。しかし、ニュータイプのクェスでも、あっけない最期を迎えます。
ストーリー終盤、アクシズ付近で戦闘しているクェスのもとに、ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアが地球連邦軍のジェガンに乗って現れます。ハサウェイがネオ・ジオン軍のパイロットになってしまったクェスを必死に説得していると、そこに中破したリ・ガズィに搭乗する同軍の技術士官、チェーン・アギもやってきます。ふたりの光景を見ていたチェーンは、敵機に接近しすぎているハサウェイに離れるように警告し、リ・ガズィからグレネードランチャーを発射しました。
ここでクェスは、意外な行動に出ます。直撃を受けることを察してα・アジールに取り付いていたジェガンを振り払い、身を挺してハサウェイを守ったのです。そして、全長が100mを超える機体のα・アジールは被弾した箇所が悪かったのか、たった1発のグレネードランチャーで簡単に撃墜され、クェスは戦死してしまいました。この時ハサウェイは衝動的な行動を起こし、味方であるはずのチェーンを死に至らしめます。のちに『機動戦士ガンダム
閃光のハサウェイ』で主人公となる彼の心のなかに深い傷を残した出来事でした。
続いて紹介したいのは、アニメ『機動戦士Zガンダム』で、主人公のカミーユ・ビダンのライバル的存在として描かれていたティターンズのジェリド・メサです。「カミーユ」という名前の響きが女性っぽく聞こえたジェリドが、カミーユを馬鹿にしたことが発端で、その後、ふたりは戦場で数々の戦いを繰り広げます。