【漫画】「これって更年期?」寝付けないことが増えた女性 漠然とした不安に「私も」
夜になるとふと不安に襲われてしまい、寝付けないことが増えた作者。早く寝なければと思うほど、次々にネガティブなことを思い浮かべてしまい……。Instagramで公開されたマンガが、「私も同じです」「不安定なお年頃ですよね」と話題になっています。作者の月野まるさんにお話を聞きました。
不安な時こそ「何とかなる」精神が大事?

なかなか寝付けない夜のことを描いたマンガが、Instagramで7700以上のいいねを集めて話題となっています。
寝る前になるとふと不安に襲われてしまい、寝付けないことが増えた作者。早く寝なければと思うほど、次々にネガティブなことを思い浮かべてしまい……。読者からは「私も同じことがよくあります」「いろいろ不安定になるお年頃ですよね」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、漫画家・イラストレーターの月野まるさん(@Tsucky3153)です。InstagramやTwitter、ブログ「ナイフみたいにとがってら」で日常の出来事をマンガにして発表。これまでに『ナイフみたいにとがってら』(KADOKAWA)、『ポジティブモンスターおすしの暮らし』(同)などの作品を手がけています。月野まるさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
寝苦しい季節になった頃、なかなか夜に寝付けなくて……。そんなとき、決まってマイナス思考になり、ネガティブなことばかり頭に浮かぶようになりました。友人に相談したところ「更年期のせいでは?」と言われて「なるほど!」と思ったので、記事にしてみました。
ーーいつ頃から、寝る前に不安な気持ちに襲われるようになったのでしょうか?
いま思うとつい最近だけではなく、昔もときどきそんなことがありました。子供の教育費がかかる頃になってからだと思います。最近はそれに加え、親の介護施設の費用や自分たちの老後の資金が加わり、不安要素に拍車がかかりました。結局は「経済的な不安が生まれ始めた頃から」ということですね。
ーー特にどういうときに、このような状態になりやすいのですか?
天候のせいなのかは分かりませんが、自律神経が乱れると体調全般が悪くなり、「このまま健康状態が悪かったら」「働けなくなって生活できなくなったらどうしよう」などと悪い方に考えがちです。考えてもしかたないことを考えては、負のループにハマっています。
ーーそういったことを考えないように、何か対策はしていますか?
なるべく街に出たり、人に会ったりして、ポジティブな刺激を受けるようにしています。あとは体を動かしたり……。不安が襲ってきそうになったら、「いざとなったら家賃の安い土地へ引っ越して、お金のかからない生活をすればいい!」「大丈夫、なんとかなる!」と思うようにしています。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
同じように寝る前に不安になる、という共感の声が多くて驚きました。そして、こういった鬱(うつ)や不安障害のような症状は、更年期では1番多い症状だとおっしゃっている方もいて、「更年期が終われば緩和されるのかも」と思ったら、なんだか安心しました。
(マグミクス編集部)