ファン待望!秋アニメは「四大少年誌」の新作が熱い 覇権候補多数で要注目
大ヒットアニメの原作となることが多い少年マンガは、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』のヒットも記憶に新しいところです。今回はそれらと並ぶ大ヒットの可能性も秘めている、少年マンガ原作の秋アニメを4つ紹介します。
大ヒット濃厚の『葬送のフリーレン』は必見!

間もなく放送がスタートする2023年秋アニメは、70本以上の新作アニメが始まりますが、そのなかで15本ほどが少年マンガ誌、および関連サービスにおける連載作品が原作となっています。
特に熱いのが「ジャンプ」「マガジン」「サンデー」「チャンピオン」の4大週刊少年誌の連載作で、『SPY×FAMILY』や『Dr.STONE』といった人気作の続編だけでなく、新たにアニメ化される作品も注目作ばかりです。
●『葬送のフリーレン』(週刊少年サンデー連載、9月29日放送開始)
少年誌連載作に限らず、2023年秋アニメの最注目作と言っても過言ではないのが『葬送のフリーレン』でしょう。初回となる2時間スペシャルは「金曜ロードショー」で放送され、その後は日本テレビ系の新設アニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT」でレギュラー放送されるという注力ぶりです。さらに主題歌はYOASOBI、miletという、過去にもヒットアニメを多数請け負ってきたアーティストが担当します。
そんな破格の扱いを受ける『葬送のフリーレン』は、かつて勇者とともに魔王を倒したエルフの魔法使い・フリーレンが、勇者の死をきっかけに「人を知るための旅」に出るというストーリーです。多くのマンガ賞で上位にランクインしている原作マンガを、MADHOUSEがどのように料理するか、期待が高まります。
●『アンデッドアンラック』(週刊少年ジャンプ連載、10月6日放送開始)

数々のヒット作を抱える「週刊少年ジャンプ」からは、『アンデッドアンラック』が新たにアニメ化されます。同作は触れた人びとに不幸な事故をもたらす不運な少女・風子と、絶対に死ねない不死の身体を持つアンディがバディとなり、「最高の死」を求め戦うという内容です。
風子やアンディのような「否定者」と呼ばれる異能力者たちによる能力バトルが続く同作ですが、『ジョジョの奇妙な冒険』や『炎炎ノ消防隊』などのdavid productionがアニメ制作を担当するだけに、「能力バトル」の映像の迫力は充分に期待できそです。最近の原作の展開がユニークなだけに、長期のアニメ化を望みたいところですが、はたしてどうなるのでしょうか?

●『SHY』(週刊少年チャンピオン連載、10月放送開始)
『SHY』は世界各国にひとりずつヒーローが存在する世界が舞台のヒーロー作品です。極度の恥ずかしがり屋である女子中学生・紅葉山テルが、日本のヒーロー・シャイとして活躍し成長する姿が描かれます。
「週刊少年チャンピオン」からは『BEASTARS』『魔入りました!入間くん』『吸血鬼すぐ死ぬ』『AIの遺電子』『六道の悪女たち』、そして『刃牙』シリーズと、近年良作のヒットアニメが生まれ続けています。10月から始まる『SHY』も、その系譜に名を連ねることができるでしょうか。
●『シャングリラ・フロンティア』(週刊少年マガジン連載、10月1日放送開始)

10月は「週刊少年マガジン」連載作から『カノジョも彼女』や、『東京リベンジャーズ』『黙示録の四騎士』(『七つの大罪』の続編)といった、アニメでも人気を博した作品の続編が多数放送されます。そんななかで、唯一の新作としてアニメ化されるのが『シャングリラ・フロンティア』です。
『シャングリラ・フロンティア』は小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されているWeb小説のコミカライズです。「クソゲー」を愛するゲーマー・陽務楽郎が、「神ゲー」と名高いフルダイブ型VRゲーム『シャングリラ・フロンティア』に挑むファンタジー冒険譚です。若い世代から支持を集めている作品で、アニメ化をきっかけに爆発的なヒットとなる可能性も充分あるでしょう。
(はるのおと)