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「何言ってるの?」歴代ガンダム作品に見た「強烈すぎる迷言」3選

ファンを魅了する「ガンダムシリーズ」の多くでは、戦争を背景にしたシリアスなストーリーが展開されます。そして劇中、時には「どういう意味?」と言いたくなるセリフが飛び出すことも。そこで今回はファンの間でも話題になった、強烈な迷言をご紹介します。

パンチ力あふれるパワーワードが炸裂!

画像は『機動戦士ガンダムDVD-BOX 1 特典フィギュア付』(バンダイビジュアル)
画像は『機動戦士ガンダムDVD-BOX 1 特典フィギュア付』(バンダイビジュアル)

『機動戦士ガンダム』を始めとするシリーズ作品の多くは、宇宙で行われている戦争を舞台に複雑な人間ドラマが描かれ、根強いファンを獲得しています。そんなシリアスな物語のなかで、時として登場キャラクターが強烈な迷言を放つ場面もありました。

 個性際立つ迷言の多さでいえば、やはり宇宙世紀シリーズは外せません。とくに初代ガンダムの主人公アムロ・レイと、そのライバルであるシャア・アズナブル絡みの発言は、いろんな意味で注目を集めました。

『機動戦士Zガンダム』のなかで、主人公のカミーユ・ビダンに言い放ったアムロのセリフは強烈で、いまだに話題になることもあります。そのセリフとは、アムロが戦闘中のカミーユに送った「後ろにも目をつけるんだ!」というセリフです。

 もちろん言葉通りの意味ではなく、「背後にも気を配れ」という意味が内包されているとは思いますが、まだパイロットとして未熟だったカミーユに、その意図までしっかり伝わったかは分かりません。

 全天周囲モニターで実際に背後の確認ができるとはいえ、アムロのセリフはあまりにも感覚的でした。もっとも一年戦争時からニュータイプとして覚醒し、天才的な操縦センスを披露していたアムロにとって、この程度のことは当然なのかもしれません。どこからか「できるわけないだろ……」というカミーユのぼやきが聞こえてきそうです。

 アムロのライバルであるシャアにも印象的な迷言があります。映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の終盤、シャアは「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!」とアムロに言い放ちます。このセリフは、映画を観ていない層にまで浸透しているほどのインパクトがありました。

 シャアはその生まれから、幼いころから本心を隠して生きており、家族関連の策謀に苦悩させられてきました。その結果、無意識のうちに母なる存在を求めていたのかもしれません。

 とはいえララァはシャアよりも年下の少女であり、それを聞かされたアムロは「お母さん? ララァが……?」と明らかに困惑した様子でした。

 しかし、2010年代から「バブみ」「オギャる」といった概念が登場したことで、シャアの言葉は予想外の注目を浴びることになります。「バブみ=年下のキャラに母性を感じること」「オギャる=甘える」といった意味があり、その概念にあてはめると「シャアはララァママにバブみを感じてオギャりたかった」となります。

 現在も一部アニメ好きの界隈ではこういった概念が流行しており、あのシャアの発言は「時代の先読み」と受け取る意見もあるようです。

 一風変わった「ガンダム」シリーズとして知られる『機動武闘伝Gガンダム』にもさまざまな迷言があります。とくに最終話で飛び出した「石破ラブラブ天驚拳」という技を繰り出す際のくだりには、多くの視聴者が衝撃を受けたことでしょう。

「石破ラブラブ天驚拳」とは、主人公ドモン・カッシュとヒロインのレイン・ミカムラが披露した合体技です。本来の必殺技「石破天驚拳」の進化版でありながら、ガンダム作品とは思えない個性的なネーミングセンスにど肝を抜かれました。

 ドモンのストレートすぎる愛の告白の後、レインとの合体技でデビルガンダムを打ち倒す、まさに感動的なシーンなのですが、「石破ラブラブ天驚拳」という技名を絶叫しながら、ふたりで手を取り合って技を繰り出す独特のポージングもあいまって、羞恥を感じずにはいられない視聴者が続出しました。

 この「石破ラブラブ天驚拳」という技名は制作サイドでも賛否の意見があったようで論争が勃発、当時の現場では「ラブラブ論争」と呼ばれていたそうです。

 ちなみに「石破ラブラブ天驚拳」に至るドモンの告白は、一部ファンから「ロボットアニメ史上最も恥ずかしい告白シーン」とも言われています。

 唐突な展開に困惑させられた視聴者も、今では「恥ずかしいけど最高の技」「めっちゃ泣き笑いさせられた」という意見が多く、記憶に残る迷ゼリフではあるものの、おおむね好意的に受け入れられているようです。

 最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』でも、多くの迷言を含むパワーワードが飛び出しており、独特のセリフ回しや迷言の数々は、ガンダム作品ならではの「個性」と言っても過言ではないのかもしれません。

(マグミクス編集部)

【画像】ガンダム史に残る「迷言」に巻きこまれた被害者たち

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