『ワンピース』ルフィの母親は誰? 候補には「イム様」の名も
『ONE PIECE(ワンピース)』の主人公であるルフィの母親は、現在も明かされていません。尾田栄一郎先生は、ヒントとして「屈強で、典型的な中年女性のパーマをした女性」と語っていました。では、今まで登場したキャラのなかで誰がその人物像に近いのでしょうか。
母親候補は意外と多い?
『ONE PIECE(ワンピース)』の主人公であるモンキー・D・ルフィの母親は現在も明かされていません。2008年に発売された北米版「週刊少年ジャンプ」の特集記事でルフィの母親について、尾田栄一郎先生は「ストーリーに登場するなら、すごい屈強な女性じゃないかな」「屈強で、典型的な中年女性のパーマをした女性」と語りました。では、作中に登場しているキャラのなかで、誰が一番ルフィの母親像に近いのでしょうか。
尾田先生が語った「屈強」で「パーマ」の女性といえば、ルフィの育ての親であるカーリー・ダダンでしょう。ダダンはコルボ山で暮らす山賊ですが、海兵であるガープに複数の罪に目をつぶってもらった借りがあったことから、エースやルフィの面倒を見ていました。
「屈強」で「パーマ」という点は当てはまってはいるものの、本編での活躍が少ない点から、「ダダンを母親にしてもストーリー的な展開がなさそう」「ほかにも候補はいるよね」といった声が挙がっているようです。
続いて候補にあがっていたのは、ボニー海賊団船長で最悪の世代に名を連ねるジュエリー・ボニーでした。「パーマ」という特徴は当てはまりませんが、ルフィと同じく「大食い」という点と「悪魔の実」の能力で肉体年齢を操作できるため、若い見た目はミスリードと考えるファンが多く見られました。
しかし最終章でバーソロミュー・くまの娘であるという事が判明したことで、「くまが45歳くらいだったはずだから、ボニーがルフィの母親としては年齢が合わないのでは?」という意見が挙がり、「ボニーが母親説」は下火になりつつあります。
ほかにも「ルフィの母親はイム様説」を唱えるファンも見られました。そもそもイム様の性別が女性かは明らかになっていませんが、シルエットの線の細さなどから女性説が有力視されています。またイム様がいる聖地「マリージョア」のパンゲア城には「凍結された巨大な麦わら帽子」が保管されていることも明らかとなり、ルフィとの関係性に注目する意見が多く見られました。
ネット上でも「登場回数が少ないから何とも言えないけど、話の展開的にはありえる」「ドラゴンと対立している世界政府の真のトップと親子関係だったら熱いな」と話の展開として「イム様説」を推す声も挙がっています。
そもそも『ONE PIECE』では生存している母親がほとんど描かれていません。その理由は「冒険の対義語が母親」と尾田先生が感じているからだといわれています。この発言から「最後まで母親は不明のままなんじゃないか」と考えるファンも見られました。
(マグミクス編集部)