子供の寝かしつけ、意識すべきは「早起き」? 漫画の解説本に「無理しないで」の思い
子供を抱っこで寝かしつけして、やっと寝たと思ってそーっと布団に寝かせた途端に、ギャー!!と泣き出す「背中スイッチ」。夜になると、元気がヒートアップしてしまう「夜行性ベビー」。そんな赤ちゃんに奮闘する人に向けて、解決方法をマンガで伝える本が発売されています。
子供を起こすのは、「無理やり寝かせる」よりはラクなはず
子育ての大きな悩みのひとつとも言われている子供の「寝かしつけ」。
いつの日かふとんに入るとすんなり寝てくれることを願いながらも、毎日毎日「寝ない子」「夜中に起きて大泣きする子」に寄り添うのは、想像以上の辛さです。
そんな苦労の多い「寝かしつけ」が楽になる方法をマンガで解説した書籍『マンガでわかる寝かしつけがラクになる本』が2019年10月2日(水)に主婦の友社から発売されています。
本書の編集を手掛けた、主婦の友社 ライフスタイル編集部 部次長の山口香織さんは、出版のきっかけについて次のように話します。
「寝かしつけは子育て中のママパパにとっての大きな悩みのひとつです。毎日の苦労から解放されたいと思っている親御さんが多く、本離れが進む状況のなか、マンガにすることでたくさんの方にお届けできるのではないかと思いました」
同社の雑誌「Baby-mo(ベビモ)」、子育てサイト「Milly(ミリー)」に寄せられる読者の声をもとに、実体験をマンガで描いています。マンガを手掛けるのは、育児に関するマンガ連載などでも活躍する、イラストレーターのあらいぴろよさん。読者が「わかる!わかる!」と共感しながら読み進められる工夫がなされています。
「生活リズムを改善するためには、とにかく「早起きさせること」からスタートするのが成功への近道です」と本書には書かれています。
子供を起こすコツについて、山口さんからは「子供を起こすのは、無理やり寝かせるよりは意外とラクにできると思います。朝からお散歩に行ったり、一緒に積み木で遊ぼうと誘う、好きな朝食を用意するなど、楽しいことをきっかけにすると良いと思います」とのアドバイスも。
また、山口さんは「この本のマンガや体験談にある知識で、少しでも親子が笑顔で過ごせる時間が増えるといいなと願っております。どうぞ無理しすぎず、自分を追い詰めすぎず、できるだけ周りに助けてもらいながら、みなさまの適度に適当なご健闘を、お祈りしています」とも話しています。
(川崎晴代)