【漫画】運動が苦手な男子 ドッジボールで編み出した「必勝法」に「灯台下暗しだ!」
運動が苦手で、子供の頃は「体育の時間をいかに工夫して乗り切るか」を考えていたという作者。ある日のドッジボールの授業では、ボールを当てられない安全な場所を編み出して……。Instagramで公開されたマンガが、「このあと、どうなったのか気になる!」と話題になっています。作者のタクセニョリータさんにお話を聞きました。
運動音痴を好ポジションでカバー!
体育の授業でひらめいたドッジボールの安全地帯について描いたマンガ「ドッジボール」が、Instagramで1万6000以上のいいねを集めて話題となっています。
小さい頃から運動が苦手だった作者。体育の授業はいつも、「いかに工夫して乗り越えるか」を考えていました。ドッジボールの授業では、ボールを当てられない安全な場所を思いついたのですが……。読者からは、「このあと、どうなったのかが気になります!」「私もよくその場所にいました」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、イラストレーターのタクセニョリータさん(@takusenorita)です。タクセニョリータさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?
Instagramに初めてマンガを投稿したのは、高校3年生のときです。マンガ自体は小学4年生くらいから描いていました。当時飼っていたインコについて、現在のようなスタイルでノートや紙に描いては近所に配り歩く、という迷惑なことをしていました(笑)。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
幼少期に身の周りで起きた面白い出来事をマンガにしたいと思い、ネタをまとめていており、今回のドッジボールネタは誰もが1度は経験したことがあるのではないか、という思いで描きました。
ーーこの試合で、最終的に敵チームはタクセニョリータさんに気付きましたか?
気付かれて、「おい! お前誰だ?」といわれました(笑)。すぐに狙われましたが、ボールを避けることは得意だったので、なんとか難を逃れました。
ーーこの試合の勝敗は、どうなりましたか?
難を逃れた僕でしたが、攻撃力はゼロなので、生き残っていても敵を倒せるわけもなく、ひたすら僕ひとりだけがボールから逃げ回るという時間が続きました。ついには、「このまま続けても仕方ない」と感じた先生の判断で試合は中止となり、そのとき人数が多く残っていた相手チームの勝利となりました。
ーー子供の頃、苦手であっても運動すること自体は好きでしたか?
苦手なだけでなく、好きでもありませんでした。特にマラソンや50メートル走、跳び箱、縄跳び、ハードルなどは気が重かったです。
ーードッジボール以外にも、苦手な体育の時間を「こんな工夫をして乗り越えた」というエピソードはありますか?
当時、跳び箱が特に苦手だったのですが、跳び箱の前にみんなで並び、順番に跳んでいくという授業がありました。僕はなるべく跳びたくないので、自分の順番が来そうになったとき、靴ひもがほどけて結び直すふりをして、ひたすら順番を後ろの子に譲っていました。
ーー大人になったいま、運動に対する考え方は変わりましたか?
正直、子供の頃はなぜ運動するのかがまったく理解できませんでした。しかし、大人になったいま、運動を通してでしか味わえない楽しさが、多くのスポーツにあるんだなと思うようになりました。ほかの人に比べると、少ない運動量かもしれませんが、最近は何か日常に変化を起こしたいとき、定期的にウォーキングをするようにしています。「運を動かす」と書いて「運動」といいますので。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「私もそこの死角で逃げ回っていたタイプです」「私もボールを避けるのだけは得意で、よく最後のひとりになっていました」など、共感のコメントをたくさんいただきました。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
今後も飼っているインコのマンガやオリジナルマンガはもちろん、今回のような昔のエピソードについてもたくさん描いていきたいと思います。
(マグミクス編集部)