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【漫画】幼い頃、夏に父と食べた特別なラーメン 大人になり自分で作ってみた結果は?

小学生の頃、父に作ってもらった「豆板醤ねぎラーメン」。大人になったいま、作者が自分で作ってみたところ……。Instagramで公開されたマンガが、「素敵な思い出!」「お父さんが作るラーメンって、なんであんなにおいしいんですかね」と話題になっています。作者のミヤギトオルさんにお話を聞きました。

からさと爽快さがクセになる?

マンガ「父の豆板醤ねぎラーメンの話」のカット(ミヤギトオルさん提供)
マンガ「父の豆板醤ねぎラーメンの話」のカット(ミヤギトオルさん提供)

 作者が小学生の頃、父に作ってもらった思い出のラーメンについて描いたマンガ「父の豆板醤ねぎラーメンの話」が、Instagramで2万以上のいいねを集めて話題となっています。
 作者が小学生の頃、母が仕事でいない日曜日のお昼は、よく父がラーメンを作ってくれました。特に思い出深いのは「豆板醤ねぎラーメン」。大人になったいま、作者が自分で作ってみたところ……。読者からは、「素敵な思い出ですね」「おいしそう!」「お父さんが作るラーメンって、なんであんなにおいしいんですかね」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、漫画家のミヤギトオルさん(@mitume333)です。ミヤギトオルさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?

 約8年前にTwitter(現:X)で4コママンガを投稿し始めました。そのうちSNSで少しずつ反応をもらえるようになってきたので、Webメディアや出版社に自ら営業をかけ、広告系のマンガなどのお仕事をいただけるようになりました。現在は主にWebメディアでストーリーマンガの連載をしています。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 マンガを描き始めた当初は、基本的に創作マンガを描いていました。それから数年がたち、ふとエッセイマンガも描いてみたいと思うようになりました。何か子供の頃の話で、良いエピソードはないかと記憶をたどっていたところ、父が作ってくれた辛いラーメンを思い出したのがきっかけです。

ーーミヤギトオルさんは、からいラーメンがお好きなのですか?

 好きです! 特にからいカップラーメンをよく食べています。また、意識はしていないのですが、私が描くマンガによくラーメンが登場します(笑)。

ーー豆板醤ねぎラーメンのほかに好きだった、お父様の料理は何ですか?

 鶏肉うどんやナスの炒め物などが記憶にあります。久しぶりに食べたくなったので、今度父にレシピを聞いて作ってみようと思います。

ーーミヤギトオルさんご自身は、よく料理をされるのですか?

 料理はあまり得意ではありませんが、うどんをよく作ります。豚肉やねぎ、しょうがなどを入れ、目玉焼きと揚げ玉をのせて食べます。

ーーお父様との思い出のラーメンを久しぶりに自分で作って食べてみたとき、どのような気持ちになりましたか?

 懐かしい気持ちになりました。今回のマンガを描く前に作ったのですが、実家で過ごした夏のリビングを思い出しました。

ーーその後、お父様はラーメンについて思い出してくれましたか?

 仕事で母がいない日曜日のお昼によく作ってくれて、私はとても印象に残っているのですが、父はまったく覚えていないようです。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「おいしそう」「お父さんが作るラーメンってなんであんなにおいしいんですかね」「子供は親の何気ない育児のひとつが思い出になっているんだな……と実感しました」などのコメントをいただきました。それぞれ皆さん、自分のお父さんが作ってくれた思い出の料理があるんだな、と感慨深い気持ちになりました。

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

 現在、白夜書房のWebメディア「ミライのアイデア」で『不思議ヶ丘の人々』というマンガの連載をさせていただいています。1話完結の短編マンガなのですが、こちらの連載を1話1話丁寧に描いていきたいです。また、時間を見つけてはInstagramでエッセイマンガの投稿もしていきたいです。

(マグミクス編集部)

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ミヤギトオル

漫画家。Webマガジン「ミライのアイデア」で『不思議ヶ丘の人々』を連載中。そのほかにも、人間と妖怪が共存する商店街を描いたファンタジーマンガ『鬼姫神社通り商店街』(KADOKAWA)が発売中 。
X(旧:Twitter):@mitume333