『ワンピ』ナミは兵器? ロビンには危機が? 波乱の未来が予想されているキャラ3選
『ONE PIECE(ワンピース)』には、かつて十数年越しに出生の秘密が明らかになったサンジのように、ルフィたち麦わらの一味にはいまだに謎を抱えたメンバーが見られます。たとえば一味の頼れる航海士・ナミもそのうちのひとりです。はたして「謎」が明かされる日は来るのでしょうか。
ナミの出身地「オイコット王国」で何が起きた?
『ONE PIECE(ワンピース)』のサンジといえば、物語の初期から登場していた麦わらの一味の中核メンバーです。しかしその出生は十数年にわたって謎に包まれており、のちに悪名高い「ジェルマ王国」の王族「ヴィンスモーク家」の生まれであることが明らかになりました。
そんなかつてのサンジのように、麦わらの一味のなかには出生などに関する謎が残されたままのメンバーも少なくありません。その謎をめぐって今後波乱を起こしそうな3人を見てみましょう。
●オイコット王国で一体何が? ナミの出生の秘密
出生が明らかになっていない麦わらの一味メンバーのなかでも、ナミについての考察は、ひときわ盛んに議論されている様子が見受けられます。もともと彼女は、とある国の戦災孤児で、当時、海兵だったベルメールに拾われてココヤシ村へとやって来ました。
のちにナミの故郷が「オイコット王国」であると、公式ファンブック『VIVRECARD~ONE PIECE図鑑~』で明らかになったものの、出生についてそれ以上のことはいまだに言及されていません。そのため、ファンの間では彼女の正体にまつわる考察があとを絶たず、なかでも「実はナミこそが古代兵器『ウラヌス』だった」説や「ゴール・D・ロジャーの娘だった」説について多くの声が挙がっていました。
かねてより古代兵器「ウラヌス」は、天候を操る力ではないかとささやかれています。ナミは、あらゆる天候を読む能力を持つ様子が描かれたため、「ウラヌス」の候補に挙げられたようです。
また、『ONE PIECE』の原点といわれる『WANTED!』の「ROMANCE DAWN(ロマンス ドーン)」に登場する「アン」は、ファンの間で「ナミのプロトタイプ」と考えられています。ロジャーと妻のルージュが娘につけようとしていた名前も「アン」だったことから、「ゴール・D・ロジャーの娘」という説も見受けられました。
また王国名にある「オイコット」といえば、現実世界にも「TOKYO」を逆さまにしてつくられた「OYKOT(オイコット)」という造語が存在します。これには「非東京的」、ひいては「不便ではあるものの心が豊かな人が住む場所」といった意味が込められており、もし「オイコット王国」の由来が「OYKOT」ならこの地は心豊かな人びとが集まる良い国だったのかもしれません。
そんな場所でなぜ戦争が起きてしまったのか、ナミの育ての親であるベルメールをはじめとする海軍が介入した理由も考えると、ドラゴン率いる革命軍が「オイコット王国」に関与していた可能性も考えられそうです。
ちなみに2009年12月に公開された映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の前身とよばれるプロット「クリスタル航海記』には、ナミの知られざる過去が記されていたといわれています。結局そのシナリオが世に出ることはありませんでしたが、いつの日か出生の秘密が明らかになることを期待したいですね。