「月の破壊」は安易すぎた? 『ドラゴンボール』の破壊問題に「本当に大丈夫?」と心配の声
『ドラゴンボール』では、満月を見て巨大な大猿化した悟空や悟飯を元の姿に戻すため、月を破壊するシーンが描かれます。その破壊行動に対して、ネット上では「いきなり月を破壊って安易すぎないか?」と一部から指摘する声が挙がっているようです。
「ドラゴンボール」で戻せるから問題はなし?
『ドラゴンボール』に登場する「サイヤ人」は、銀河系最強クラスの戦闘民族で、主人公である孫悟空やベジータなどさまざまなサイヤ人が活躍する様子が描かれています。そんな「最強」と名高いサイヤ人には「満月を見ると巨大で狂暴な大猿に変身する」というデメリットがありました。
作中では、悟空を元の姿に戻すために、またあるときは悟飯のために月を破壊することで大猿化を解くシーンが描かれています。しかし、あまりにも極端なこの行動に、ネット上では「いきなり月を破壊って安易すぎないか?」と一部から指摘する声が挙がっていました。
まずは、月の破壊を疑問視する意見から見てみましょう。大猿になったサイヤ人を元の姿に戻す方法はふたつあります。ひとつは「月が見えなくなること」、そしてもうひとつが「尻尾を切る」という方法でした。
作中では、ヤムチャとプーアルが尻尾を切ることで、大猿化した悟空を元に戻す場面があります。そのため、いきなり月を破壊した亀仙人とピッコロに対して、「まずシッポをどうにかするって発想は出なかったのか」という声が挙がっていました。
続いて、月を破壊できる「強さ」に注目するファンも見られました。地球から月までの距離(現代と同じ場合)は約38万キロで、月の直径は地球の1/4という尋常ではない大きさです。これを一気に破壊するのですから、亀仙人のかめはめ波の威力に驚嘆の声が上がるのも不思議ではありません。
ネット上では「数10万キロ離れている月に向かって気功波当てるとか速度エグいわ」「亀仙人の戦闘力で月を壊せるのはおかしいだろ」という声が挙がっていました。
そのほかには、月が消えたあとのことを心配するファンも見られます。月の存在は地球の潮の満ち引きや自転速度などに関係しているとされており、月が破壊されることで起きる気候変動や自転の乱れに不安を感じたようです。ネット上では「地球が寒冷化して人類滅亡するかも」「月がなかったら自転速度上がりまくってまともに生活できなくなる」と指摘する意見も見られました。
しかし、亀仙人によって破壊された月が悟飯の大猿化のときにいつの間にか復活していたため、「『願い』で作り直したのかな」「いざとなれば『ドラゴンボール』で直せるから壊してもいいんじゃない」という肯定的な声も挙がっています。「ドラゴンボール」によって願いを叶えてもらえる世界だからこそ、細かいことは気にしなくてもいいのかもしれませんね。
(マグミクス編集部)