『ワンピース』作中ふたりしか登場しない超越者! 強者の証・黒刀を持つ剣豪を徹底比較
「能力の覚醒」という新たなステージも披露され、『ONE PIECE(ワンピース)』では一層見ごたえのあるバトルシーンが楽しめるようになりました。そんななか、剣一本で化物じみた「悪魔の実」の能力者と肩を並べる者たちは異彩を放っています。
「黒刀」を持つふたりの大剣豪
『ONE PIECE(ワンピース)』の見どころのひとつといえば、やはり多彩な「悪魔の実」の能力者による圧巻のバトルシーンにあるでしょう。しかし、だからこそ能力に頼らず剣一本で強敵に並び立つ者の存在は、読者に強烈な印象を与えています。
ゴール・D・ロジャー、シルバーズ・レイリー、シャンクス、光月おでん、ジュラキュール・ミホーク、ロロノア・ゾロと、彼らに共通するのは、トップクラスの実力者であるということです。かつてシャボンディ諸島で海軍大将のボルサリーノ(黄猿)と剣一本で互角に渡り合ったシルバーズ・レイリーには、多くの読者が心を奪われたことでしょう。
もしも世代やキャラ同士の関係性を取っ払い、「『最強の剣士』を決めるなら、誰が一番になるのか」という妄想を繰り広げてきたファンも多いはずです。
やはり筆頭候補は、ゾロにとって剣の師であり世界最強の剣士とも評されるミホークと、「生涯無敗」と言い伝えられている霜月リューマではないでしょうか。なぜなら、このふたりだけが作中において「黒刀」に成った剣の所有者だからです。
「黒刀」とは、その名の通り、刀身が黒く染まった刀のことを指します。すべての剣が「黒刀」になる可能性があるとされているなか、いまだふたりだけしか「黒刀」を顕現していない状況からも、ミホークとリューマの実力がほかとは段違いであることがうかがえます。
●夢の最強剣士対決! リューマvsミホーク
ワノ国の剣豪であるリューマは、たったふたりで国外から押し寄せる敵をことごとく斬り伏せ、侍の存在を世界に知らしめました。いかなる相手であっても一閃で斬り伏せたというから驚きです。
「ワノ国」の侍たちは基本の戦闘力が極めて高く、そのなかでも際立った存在であるリューマが、一体どれほどの強さを誇っていたのか想像もつきません。
そしてリューマと同じくミホークも、規格外ということだけが分かっている存在です。ゾロより格段に上の存在として対比されることも多く、初めて対戦した際、ミホークは指ほどの長さの剣でゾロを圧倒しました。これは序盤の話ですが、ストーリーが進んでもミホークとゾロの差は大きなものとして描かれています。
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』では、大隕石が降ってきたとき、全力のゾロが隕石を真っ二つにしていたのに対し、ミホークは大隕石を完全に粉砕します。さらには破片のすべてを海に落として被害を最小限に押し留めていました。
ミホークに関しては、シャンクスと同格という情報も聞かれます。本気を出したミホークは誰と、どのような戦いを繰り広げるのかが待ち遠しいですね。
400年にわたって伝説と語り継がれてきたリューマと、新たな伝説として名をとどろかせているミホークが、もしも真剣勝負をしたら、果たしてどちらに軍配があがるのでしょうか。
(ハララ書房)