【漫画】目を覚ますと「俺があいつに?」 漫画家同士の信念をかけた戦いに「熱量ハンパない!」
大人気漫画家は、今日もアシスタントたちと締め切りに追われていました。ヘルプでやってきたとある新人漫画家とのアクシデントをきっかけに、ストーリーは思わぬ方向へ進んで……?「次にくるマンガ大賞2023」でU-NEXT賞を受賞した作品が「胸アツすぎる」と話題です。作者の石山諒さんにお話を聞きました。
転んでもなお立ち上がる天才漫画家の下剋上
天才漫画家である花神臥龍(はながみ がりょう)は、締め切り寸前まで原稿を描く毎日を過ごしていました。ストイックな臥龍の姿に見習いたちがあきれる一方で、ヘルプできていた新人漫画家の深山忍からは嫌味をいわれてしまいます。彼は「カメレオン」の異名を持ち、どんなマンガでも正確に真似することができますが、性格には難があるようで……?
石山諒さん(@ryoishiyama33)によるマンガ『龍とカメレオン』が、「次にくるマンガ大賞2023」のU-NEXT賞を受賞しました。迫力あるタッチと疾走感あるストーリー展開に読者からは「見事に引き込まれた」「漫画家バトルマンガは新しい」「臥龍先生の熱量がすごい!」といった声があがっています。本作品はTwitter(X)上でも公開されており、いいね数は6.2万件を超え、人気の高さがうかがえました。
作者の石山諒さんにお話を聞きました。
ーー石山諒さんが漫画家としてデビューされた経緯を教えてください。
マンガ学科の専門学校在学中に描いた作品で月例賞を受賞し、当時担当してもらっていた編集者さんと作った次作でデビューさせていただきました!
ーー『龍とカメレオン』のストーリーは、どのようにして生まれたのでしょうか?
きっかけはボツになった16ページのショートマンガでした。初めて漫画家をテーマに描いて、世には出なかったのですが手応えを感じました。そこから「漫画家マンガ」で連載を目指そうと思い試行錯誤し、誕生したのが『龍とカメレオン』です。
ーー躍動感のある描写が多く、惹きつけられました。本作品を描く際に、こだわった点などはおありでしょうか?
実体験にもとづいたドラマと、それをマンガらしく面白い表現で描くことを強く意識しています。月刊ということもあり絵に時間がかけられるので、読者の方の印象に残る絵を描いていきたいです!
ーーたくさんのコメントが寄せられております。読者の声のなかで特にうれしかった声などを教えてください。
すべてのコメントがとてもうれしいので特別にひとつを挙げるのは難しいのですが、しいて言えば「マンガが描きたくなった!」という感想が印象的でした。「漫画家マンガ」を描いている者としてはそういった感想はうれしいものです。
ーー「次にくるマンガ大賞2023」では、U-NEXT賞の受賞、おめでとうございます! 作品が受賞した際の心境はいかがでしたか?
ありがとうございます! 本当に夢のようでした。当時は1巻が出たばかりでノミネート作品に選ばれることも難しいんじゃないかと思っていたので、ランクイン、そして特別賞をいただけるなんて思ってもいませんでした。投票してくださった方、いつも応援していただいている読者の皆様ありがとうございます! 喜び以上に、感謝でいっぱいです!
(マグミクス編集部)