【漫画】週3でピザを食すイタリア在住の日本人妻 「これが普通」と思っていたけど「あれっ?」
週に3回はピザを食べるイタリア在住の夫婦。「さすがに食べすぎでは?」と感じた妻がイタリアでの食生活を振り返ると、あることに気付き……。Instagramで公開されたマンガが、「週3はすごい」「イタリアのピザ、おいしそう!」と話題になっています。作者のいねむりさんにお話を聞きました。
イタリアの外食は「ピザ」が定番

ピザを食べる頻度について描いたマンガ「ピザへの固執」が、Instagramで300以上のいいねを集めて話題となっています。
週に3回はピザを食べるという、イタリア在住の夫婦。「さすがに食べすぎでは?」と感じた妻が、イタリアでのピザ事情や、どんなときにピザを食べるかについて考えてみました。すると、あることに気付き……。読者からは、「週3はすごい」「イタリアのピザ、おいしそう!」「わが家は月に2回くらいです」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、イラストレーターのいねむりさんです。InstagramやTwitter(X)、noteなどでマンガを発表しています。いねむりさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?
Instagramに投稿しているイタリア暮らしのコミックエッセイは、2019年から描き始めました。1度中断しましたが、スタイルを変えて2022年に再開しました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
「そういえば、イタリアに来てから恐ろしいほどピザを食べているな。正直もう飽きたな」と思ったことがきっかけです。
ーーいねむりさんのご家庭では、何系のピザをよく食べますか?
定番はマルゲリータです。私の夫は定番でクラシックなものが好きなので、マルゲリータやマリナーラ、カプリチョーザなどを好んで食べます。私はきのこのピザが好きで、特にポルチーニ茸がのっていると最高です。きのこ以外では野菜で選ぶこともあり、ルッコラやブレザオラ、オルトラーナ、チコリとポルケッタなどのピザも好きです。
ーーいねむりさんのイタリア人のお友達も、高頻度でピザを食べるのですか?
よく食べます。友達と「夕食を食べに行こうか!」という話になったとき、特に行きたい場所がなければ、とりあえずピザ屋に行くことが多いです。日本人と比較すると、イタリア人の方が比較にならないほどピザをよく食べているかと思います。
ーー日本のお店で食べるピザと、イタリアのお店で食べるピザとでは、どのような違いがありますか?
1番の違いは、イタリアではピザをひとり1枚食べるということです。「多すぎでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、イタリアのピザは、日本のピザに比べて生地が薄めなので意外と食べられます。日本のピザは生地が厚めでパンのようなモチモチ感がありますが、イタリアのピザは生地が薄めでパリパリ感があるイメージです。
もちろん、薄焼きのローマ風ピザを売る店もあれば、厚めのナポリ風を提供する店もあります。好みのサイズで切り売りしてくれるファストフード的なピザ屋もあり、ピザに使われるチーズやトマトもイタリアの方が圧倒的においしいなと思います。
ーーピザ以外で、イタリアでよく食べる料理はありますか?
パスタをよく食べます。おいしいのはもちろんですが、パスタには麺の種類やレシピが豊富にありますし、ピザと違って自宅で気軽に作れます。また、うちでは最近「フリセッレ」という、乾パンにトマトを乗せたものをよく食べています。簡単に用意でき、夏によく食べられる古典的な家庭料理です。
観光でイタリアに来た人は、パスタやピザを食べる機会が多いかと思いますが、野菜も日本では見慣れない面白いものがたくさんありますし、家庭料理もさまざまなものがありますよ。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「イタリアのピザ、おいしそうです」「わが家は月に2回くらいです」などのコメントをいただきました。「もしかして週3はイタリア在住者としても多いのでは?」と思い、Instagramのストーリーでイタリア在住のフォロワーさんに向けてアンケートを実施したところ、「1回以下が19票、2回が7票、3回が1票、4回以上が1票」という結果になったので、「やはりうちは食べすぎやんけ!」と思わず突っ込んでしまいました(笑)。
私のフォロワーさんは日本の方が多いので、イタリア人の方限定でアンケートを実施すれば違った結果になるかもしれませんが……。それでも、私は「ピザ好きなイタリア人」と結婚したんだろうな、と改めて思いました。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
このアカウントでは、イタリアでの生活で起きた、個人的に「面白いな」「大事だな」と思った出来事を、引き続きマンガにしていきたいです。また、美術や映画に関するマンガも投稿したいです。しかし、2023年の頭に出産して、現在育児と仕事で手一杯なので、この趣味用のアカウントでマンガを描く時間がなかなか取れない状況です。育児や仕事の時間に折り合いをつけつつ、気ままにマンガを描いていければと思っています。
(マグミクス編集部)