【漫画】いつも赤点ばかりの女の子 やればできるのに?理由に「切ない」「泣いた」
自分を「やればできる子」だというものの、いつも赤点の女の子。補習をしなくてはならない先生は、うんざりした様子です。ところが、女の子が赤点を取るのには理由があり……Twitterに投稿された創作マンガが「切ない」と話題になっています。
朝は居眠り、テストは赤点ばかりの女の子の秘めた想い
主人公の女の子・鷺宮茜音は、クラスで唯一の赤点を取ってしまいます。補習をしなくてはならない先生は、うんざりした様子。自分のことを「やればできる子」だと言う女の子に、先生は「今すぐやれ」と返すのですが……。
Twitterで公開された創作マンガ『やればできる子』に、読者からは「切ない」「泣いた」などの声があがり、話題になりました。
マンガの作者は、『ゲーム好きの友達と色々する話』などで人気のにいちさん(@niichi021)。にいちさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーーにいち様がマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。初めてマンガを描いたのはいつ頃でしたか?
絵を描き始めたのは小学校中学年、マンガという形に初めて取り組んだのは小学校高学年~中学生の頃です。兄がマンガを描いていて、それに影響された形でした。
ーー『やればできる子』についてお尋ねします。最後のページの女の子の笑顔が切なく、美しくて印象的です。登場人物の作画で工夫なさった点がありましたら教えて下さい。
まさに、その最後の笑顔のシーンに一番気を遣いました。直前のコマで女の子の目を写さないことで、最後の表情を印象的にできたかなと思います。
ーーこの作品の続編を描かれる予定はございますか?
いえ、現時点では予定はありません。短編にもいろいろありますが、今作に関してはすっと終わるからこそ余韻が残せる、そういう作品かなと思います。
ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
どのコメントもうれしく読ませて戴いていますが、今回の作品では特に自分の経験と照らし合わせたり、女の子に感情移入してくださったりしたコメントが印象的でした。「鷺宮さんが泣かないから、俺が代わりに泣いてる」というコメントはうれしかったですね。
ーー2019年11月28日に『恋が夫婦になる前に』の単行本が発売されます。この作品が生まれた経緯や、単行本化への思いを教えて下さい。
この作品は、当初『4年目記念日』という、プロポーズをテーマにした単発作品でした。ただ今回の『やればできる子』と違い、プロポーズには続きがあります。その後のふたりの生活をちょっと描いてみようかな、と軽い気持ちで描き始めたものがひと続きの話になり、『恋が夫婦になる前に』が生まれました。
好きなように描いて、読者の皆さんの反応を楽しみながら進めてきたものがこうして単行本という形でまとまるのは、作者としてもとてもうれしいものがあります。
ーー今後、Twitterで発表されるマンガについては、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
常に「自分の描きたいものをそのまま描く」というのが最優先なので、見てくださる方との交流を楽しみながら、その時その時に思いついた話を描いていきたいと思います。
(マグミクス編集部)