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2大「魔法少女」が壮絶バトル!『クリィミーマミVSミンキーモモ』はバブル前夜の「バカ騒ぎ」?

まったく異なる作品のキャラクターが共演するクロスオーバー作品はテンションが上がるものです。アニメブームの最中に、2大「魔法少女」が共演する異色のアニメを紹介します。

「ビラ星人!」「キュラソ星人!」と罵り合う魔法少女たち

『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢の中の輪舞』とともに劇場公開された、『魔法の天使 クリィミーマミ ロング・グッドバイ』レーザーディスク(『クリィミーマミVSミンキーモモ』は収録せず)。
『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢の中の輪舞』とともに劇場公開された、『魔法の天使 クリィミーマミ ロング・グッドバイ』レーザーディスク(『クリィミーマミVSミンキーモモ』は収録せず)。

『マジンガーZ対デビルマン』(73年)や『ルパン三世VS名探偵コナン』(09年)など、複数作品の登場人物が同じ作品に登場するクロスオーバーは、ファンとして非常にテンションが上がるものです。普段は味わえない特別な雰囲気、お祭り感があるからなのかもしれません。

 数あるクロスオーバー作品のなかでも、特にお祭り感が強かったのが『魔法の天使クリィミーマミVS魔法のプリンセスミンキーモモ 劇場の大決戦』(85年)です。当時、人気を博した魔法少女が共演した作品でした。

 松竹映画でおなじみ、富士山(ただし本作ではイラスト)が噴火してしまうオープニングから飛ばしています。「御来場御礼」と出た後、モモとクリィミーマミに変身する前の森沢優が歩くオープニングタイトルは明るく朗らかな感じ。ふたりが出会い、「あ~、モモちゃん、今度ビデオになったんだってね。おめでとう!」「優ちゃんこそ、もう2本目なんでしょ。すごいわねえ!」とメタ的な会話を交わし、にこやかに握手をします。

 と思いきや、ふたりはライバル心剥き出しで握手に力をこめると、なぜか「ビラ星人!」「キュラソ星人!」と罵り合います。このあたりの会話のトーンや間合いが絶妙です。「ビラ星人」と「キュラソ星人」はいずれも『ウルトラセブン』に登場する宇宙人ですが、なぜここで登場したのかは不明です。

 両者は変身すると、いきなり巨大化。モモは未来の戦士風のコスチューム、マミは中世の戦士風のコスチュームに変わっています。モモが「フェナリナーサ・キック」を繰り出すと、マミは「フェザースター・パンチ」で応戦。モモがバズーカ、マミがミサイルを放ち、両者はチャンバラを繰り広げながら「首藤スパーク」「伊藤フラッシュ」「渡辺カッター」「後藤ブレード」と、メインスタッフの名前を冠した技を次々と繰り出しいきます。

 いかにも内輪受け、楽屋落ちが好まれたアニメパロディ風の描写です。なお、技の名前とキャラの動きがまったく一致しないというギャグも含まれていました。

【画像】時代を席巻した「スタジオぴえろ」の美少女たち

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