【望月英の「今から始める!」洋ゲーガイド(1)】お子様がハマり中のものを知りたい方にも。
ゲーマーが当然のように話すジャンル「FPS」って何?
ここ10年ほどの間に日本でも急激にプレイヤー人口が増加した「FPS」は、eスポーツを語る上でも欠かせないジャンルのひとつでもありますが、初代プレイステーションからプレイステーション2の世代までは、ほとんど日本で耳にしない言葉でした。
「FPS」とは「First Person Shooter」の略称で、「一人称視点によるシューティングゲーム」です! モニターに表示されるのが「一人称視点」、つまりプレイヤーが操作するキャラクターの視点でゲーム内を移動しつつ、基本的には銃のような射撃武器で戦うシューティングゲームを総称して「FPS」と呼びます。
最近よく耳にするタイトルを例に挙げますと、「Call of Duty」シリーズ(Activision, Inc)や『レインボーシックス シージ』(UBISOFT)、『Apex Legends』(Electronic Arts)などがFPSです。
なかには銃以外にも、剣や素手のようないわゆる近接武器を(ゲームによっては魔法なども!)使うゲームも沢山ありますが、プレイヤーキャラクター視点によるアクションゲームは総じてFPSと呼ばれています。
似たようなジャンルですが、プレイヤーキャラクターの後頭部など、姿が見えている視点のゲームはTPS=「Third Person shooter」つまり「三人称視点によるシューティングゲーム」となります。最近で有名なタイトルだと『スプラトゥーン』(任天堂)などがこれにあたりますね!
対戦ゲームという特性上、世界中で日夜、老若男女さまざまなプレイヤーが熱い戦いを繰り広げているこのジャンル。しかし……
「やってみたいけど難しいな」
「他の人に迷惑がかかるから練習したいけどできないんだ」
という声もよく耳にします。
このような悩みを抱えた友人に手ほどきをしたことが何度もある望月。コツをつかんで「わかればわかるほど面白いな!」と言わせることができた時は、本当に嬉しいものです!
最初の「壁」を乗り越え、友達とボイスチャットしながら、ひとつのチームで激戦を乗り越えた時の興奮は最高ですし、野良(ひとりでプレイしているプレイヤーのこと)同士のチームで気持ちが通じ合い、新しい友達が世界中にできる……なんてことも!
実際、僕にもゲームを通じて仲良くなって10年以上の友達が国内に何人もいますし、アメリカやドイツにもフレンドがいます。
次回はこのFPSの最初の「壁」を乗り越えるコツのつかみ方について、力いっぱいご紹介させていただきたいと思います!
(望月英)