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「強すぎ」「扱いにくッ」 『ドラクエ』印象深い「伝説の主人公専用武器」

いろいろな「装備」が存在する「ドラゴンクエスト」シリーズには、それぞれ異なる「伝説の装備」、いわゆる「主人公専用装備」が存在します。その名に相応しい強力な力を持つものもあれば、なかには存在感が薄く、扱いにくいものもありました。 今回は多くのプレイヤーの記憶にこびりついた、「伝説の武器」を紹介します。

伝説の形は人それぞれ!ロマンを感じる「主人公専用」の武器

『ドラゴンクエスト』Switch版(スクウェア・エニックス)
『ドラゴンクエスト』Switch版(スクウェア・エニックス)

「ドラゴンクエスト」シリーズにはさまざまな種類の「装備」が登場します。そして、各タイトルにはいわゆる「伝説の装備」という、主人公専用装備が存在しました。その名に相応しい強力な力を持つものもあれば、なかには存在感が薄く、「扱いにくい(?)」ものありました。今回は、多くのプレイヤーの記憶に残った「伝説の武器」振り返ります。

 まず、原点にして王道の「ロトのつるぎ」は有名です。初代『ドラゴンクエスト』に登場する作中最強の武器で、外伝作品にもたびたび登場しています。

 ロトのつるぎは、太古の昔に「勇者ロト」が使用していたとされる伝説の剣です。その力は魔物だけでなく脅威の大魔王をも打ち倒したとされており、メラ系やヒャド系といった強力な呪文が存在しなかった初代『ドラクエ』においてはかなり強力なアイテムです。

 このつるぎを所持しているか否かで、初代のラスボス「りゅうおう」戦の立ち回りが一気に楽になりました。りゅうおう戦は「ひたすら殴って死にかけたらベホイミ」の繰り返しで、どれだけターンを縮められるかが鍵となります。ロトのつるぎの攻撃力の高さは、勝負を終わらせるための大きな要素でした。

『ドラゴンクエストVI 幻の大地』で登場する「ラミアスのつるぎ」も、重要なアイテムです。「てんくうのつるぎ」と酷似したデザインですが、全体的な色味はラミアスのつるぎのほうが心なしか金が多く見えます。

 手に入れた当初は「さびたつるぎ」の状態ですが、鍛冶屋に持っていくことで真価を発揮しました。「メタルキングのけん」に匹敵する攻撃力を持つ武器となり、使用すればバイキルトの効果を得られるという優れモノに変身します。

 以上の効果からファンの間で「最強」と称されるほか、「さびて切れ味をなくした剣が、鍛冶屋の娘・サリイの手によって伝説の武器になる」という「胸アツ展開」も影響し、コアな人気を集めている武器です。

『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』で登場した「竜神王のつるぎ」は、「はぐれメタルのけん」と「竜神のつるぎ」を錬金すると手に入る、最強の武器……のはずでした。

 ところが、「竜神王のつるぎ」は歴代作品でもトップレベルの不憫な専用装備とされています。というのも、「竜神王のつるぎ」はメインストーリーでは入手が不可能なのです。該当武器が手に入る頃には竜神王ぐらいしか使用できる相手がいないうえに、竜神王には「ドラゴンスレイヤー」の方が有効なため、あえて装備する意味もありません。

 使い勝手に関しても「はやぶさの剣・改」や「ふぶきのつるぎ」には敵わないので、はっきり言って使いどころがほぼありませんでした。ちなみに売却も不可でした。この不遇さには「入手時期さえ早ければ…」「伝説の剣の名が泣いちゃう」などと悲しみの声があがっており、逆に印象残っているファンも多いようです。

(マグミクス編集部)

【画像】何度見てもかっこいい!しっかり再現された「ロトのつるぎ」

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