爆発的ヒットで実写映画化の『生理ちゃん』 男性からも「わかる」の声続出
「生理ちゃん」が来ると、些細なことでイライラして、だるくてとにかく眠い!「ほんとうに大変なのを生理を理由にできないっていうことなんです」という、女性の本音をマンガにした『生理ちゃん」が実写映画化されます。男性からの意外な反応、そして、その理由も話題になっています。
作り手は男性、リアルな経験や悩みを聞いて作品に反映

Webメディア「オモコロ」に掲載されるや、女性に絶大な共感を得て爆発的ヒットとなったマンガ『生理ちゃん』。「生理ちゃん」という擬人化キャラクターとして生理を描き、女性ならではの悩みである、「生理の辛さ」「生理の時の女性に対する、男性の理解のなさ」などをポップに伝えています。
同作は累計2,000万PVを超える人気コンテンツであり、「手塚治虫文化賞 短編賞」も受賞しています。その人気マンガを原作とした実写映画『生理ちゃん』が2019年11月8日(金)に公開予定で、さらなる注目を集めています。
「大変なのを、生理を理由にできないから、大変なんです」
これは、『生理ちゃん』に出てくる名言です。女性にとって切実な悩みの種である生理ですが、男性にとってはタブーな話題とされがち。そんなトピックスに切り込んでいたのは、男性クリエイターでした。原作者の小山健さんも、実写映画の品田俊介監督も男性です。品田監督は、映画の完成披露上映会で次のように話しています。
「生理への理解度が浅いのはしようがないので、準備でいつも以上に女性の知人らにリアルな経験や悩みを聞き、それを作品に反映できるよう心がけました」
映画の予告編では、主演の二階堂ふみさんの男性上司役に、生理ちゃんがパンチを食らわせて生理の辛さを味わわせるシーンが出てきます。男性の気持ちを代弁する「性欲くん」や「童貞くん」も登場し、男性の本音をクスッと笑えるキーワードで挟みつつ、「男性ならではの悩みだって、女性にわかって欲しい!」と思いたくなるシーンもあり、男性が観ても共感できるのではないでしょうか。