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爆発的ヒットで実写映画化の『生理ちゃん』 男性からも「わかる」の声続出

『生理ちゃん』に触れた男性の、さまざまな意見

生理の擬人化キャラ「生理ちゃん」は、玄関から堂々と入ってくる。マンガ『生理ちゃん』(KADOKAWA)より
生理の擬人化キャラ「生理ちゃん」は、玄関から堂々と入ってくる。マンガ『生理ちゃん』(KADOKAWA)より

『生理ちゃん』に関して、Twitterでは「女性ってほんと強いんだなって思い知らされる」「性欲くんには苦しいほど共感して観てた」「漫画面白いので映画も観たい。けど男が観に行っていいのか?」「ただの啓蒙系かと思ってらかなり良き」など、男性と思われるアカウントからもさまざまな声があがっています。

 筆者の周でも時々、「生理の痛みなんてたいして辛くない人がほとんどなんじゃない? 生理のときに辛いなんて、女性からあまり聞かないからね」という男性の声が聞かれます。このような発言の背景には、女性が生理についてオープンには話しづらい、あるいはそもそも「生理がどういうものなのか」が広く知られていないという状況があるのかもしれません。

 そこで男性の友人、知人にマンガ『生理ちゃん』を読んでもらったところ、「シュールでポップな生理ちゃんのキャラが面白くて、気付いたら最後まで読んでいた」「いまいちイメージが湧かなかった生理の痛みや眠さがわかりやすく理解できた。生理の女性をいたわろうという気持ちになれた」(いずれも30代男性)といった意見を寄せてくれました。

『生理ちゃん』は何かと大変な女性たちの、笑っちゃうけど愛おしい物語ですが、女性にとっての生理を「知る」体験が男性の間にも広がっていくという点でも、注目したい存在といえるでしょう。

(川崎晴代)

※映画『生理ちゃん』は2019年11月8日(金)より、東京・渋谷ヒューマントラストシネマ他にて、全国順次公開されます。

【画像】玄関から入ってきた生理ちゃん「どーですか最近は」 単行本も発売(8枚)

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