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【漫画】「親ガチャ」ハズレ女子と当たり女子が入れ替わったら? 衝撃の結末に「考えさせられる」

学校ではいじめ、家では虐待を受ける日々を過ごしていた女子高生・安井恵の心のよりどころは「シヲンさん」との文通でした。ある日、シヲンさんに自身の環境を打ち明けたら……。「エッジCOMICアワード」で佳作を受賞した『殿波さん』の作者・鯨井陸さんにお話を聞きました。

地獄の日々を送る女子高生が「殿波さん」の誘いに乗り?

文通相手に真実を打ち明けた女子高生 (C)鯨井陸/講談社
文通相手に真実を打ち明けた女子高生 (C)鯨井陸/講談社

 主人公・安井恵は、学校ではいじめられ、家では虐待を受ける、地獄のような日々を過ごしていました。唯一の心のよりどころは、ペンフレンドである殿波シヲンさんとの文通。手紙のなかでは「理想の自分」を演じていた恵ですが、自身の置かれている環境に耐えられず、シヲンさんに正直に打ち明けました。すると、シヲンさんから「入れ替わってみる?」というメッセージとともに「9月9日」の日付が書かれていて……。

 Twitter(X)で鯨井陸さん(@whaletail_810)が「親ガチャ大ハズレと大当たりが入れ替わってみる話」として公開した創作マンガ『殿波さん』をご紹介します。本作は講談社が主催する「エッジCOMICアワード」で佳作を受賞した作品。不思議な文通相手に救いを求めた少女の残酷な結末とは?

 読者からは「一気読みしてしまった」「切ない」「悲劇」「報われない」「ホラーと言い切ってしまうには惜しい良作」「ものすごく考えさせられた」という声があがり、2022年10月に投稿されたツイート(ポスト)には1.2万いいねの反響がありました。

 作者の鯨井陸さんは、以前のインタビューで「苦手なことやできないことが多すぎて、生きているだけでしんどいんですが、どうせ苦しいなら好きなことに苦しめられたくて、漫画家になりたいと思った」と語っていました。本作の反響については「自信がありませんでしたが、少しだけ前向きになれました。改めて人前に出すって大事だなと思えました」とコメント。

 作者の鯨井陸さんに、お話を聞きました。

ーー『殿波さん』を投稿なさった当時~現在で、反響があったことで読者や周囲からはどんな声がありましたか?

 投稿後、Twitter(X)のフォロワーさんが数百人ほど増えました! 読んで下さった方からは「スカッと系かと思ったら、そうじゃなかったのが逆に印象に残った」というお声を多くいただきました。

ーー作者として、反響後の変化などはありましたか?

 これまでは、いわゆるハッピーエンドやラブコメが描けないことに負い目を感じており、思いつくのが暗い話ばかりで、なぜ自分は人を元気にするようなマンガが作れないのかと思っていました。しかし興味を持って下さる方がたくさんいたことで、逆にこのような系統のマンガが描けることは自分の強みかもしれないと思えるようになりました。

文通相手から思わぬ提案が! (C)鯨井陸/講談社
文通相手から思わぬ提案が! (C)鯨井陸/講談社

ーーSNSマンガを通して、何かご自身は変えたことなどはありますか?

 SNSマンガはスマホで読まれることが多いと思うのですが、パソコンで描いた原稿をスマホで見るとすごく線が細く見えて見にくいと感じました。現在は見やすさのために線を太めにするように心がけております。

ーー現在の創作活動や、今後のご予定などについて教えて下さい。

 この読み切りを描いた頃は、地元で会社員として普通に働きながら描いていたのですが、つい最近仕事をやめて上京いたしました。今は商業読み切りの作画作業をしております。作画のお仕事が落ち着いたら、またオリジナルの読み切りを作りたいですし、連載を持ちたいと思っています。

(マグミクス編集部)

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