【漫画】腰痛の勇者、魔王に立ち向かえない!? 最終決戦の行く末に笑う
魔王との最終決戦を前にして、腰痛に襲われた勇者。Twitterに投稿された創作マンガ『腰痛の勇者が魔王に挑む話』が面白すぎます!
腰痛の勇者は、作者の実体験を元に生まれた?

勇者の一族に伝わる、どんな回復魔法も効かない病気……「僕は父親のようにはならない」と誓った物語の主人公も、父親と同じ病魔に冒されてしまいます。魔王との決戦を前にして、士気が高まる仲間たち。ですが、勇者は戦えるような状況ではありません。
創作マンガ『腰痛の勇者が魔王に挑む話』をTwitterに投稿したのは、坂本裕紀さん(@yuuki_yuki)。作品について、坂本裕紀さんにお話を聞きました。
ーー坂本裕紀様がマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。初めてマンガを描いたのはいつ頃でしたか?
小さい頃から、マンガやゲームに触れているうちに、自分も「表現がしてみたい」と自然と思うようになり、マンガを描くようになりました。天野こずえ先生の『浪漫倶楽部』が好きで、大きな影響を受けています。
初めて完結するマンガを描いたのは、大学のマンガ研究部に入ってからのことです。
ーー『腰痛の勇者が魔王に挑む話』が生まれた経緯を教えて下さい。坂本裕紀様も腰痛の経験があるのでしょうか……?
ぎっくり腰になって会社を休んだことがあります(笑)。母に肩を借りて病院まで行きました。当時、中腰でプルプルしながらトイレに行った経験があって、このマンガが爆誕しました。
自分の経験の中で特別なものは何だろうと考えて、「腰痛」というキーワードが浮かび、
それが似合わない存在ということで「勇者」と掛け合わせたら面白いと思いました。
ーー坂本裕紀様の作品は、女の子のキャラクターが魅力的ですね。腰痛の勇者が主人公なのはご自身にとっても珍しい作品なのでしょうか?
僕が今まで描いたマンガは、二次創作を含めてほとんどが女性主人公です。意図してというよりは自然とそうなることが多く、こんな情けない男が主人公のマンガはとても珍しいです。
ただこれはこれで自分の側面のひとつなので、こっちも伸ばしていきたいと思っています。

ーー『好きな子をデッサンする話』がTwitterで大きな話題になりました。こちらは女の子のかわいらしさが印象的です。キャラクター作りで工夫された点などございますか?
流行の絵を模写したり、評価を得ている人の絵がどのような構成になっているのか参考にしたりして、なるべく『自分の力だけで描かない』ことを意識しました。
あとは、このマンガでいうとラストの照れている様子が肝なので、そこでかわいいって思ってもらえるように、彼女の心情から出る表情に気を付けたことと、その後ののぼせた様子にデフォルメ表現を採用しています。
また、主人公の男の子に関しては、プロット段階では没個性だったのですが、普通の子がやると若干引くような行動をとっているので(汗)よりキャラクターっぽいしゃべり方に変更しています。この男の子の行動が受け入れられるかは、公開するまで分かりませんでした。
ーー寄せられた読者の声の中で、印象に残ったもの、うれしかったものについて教えて下さい。
『腰痛の勇者が魔王に挑む話』には、同じく腰痛経験者の方からコメントをいただきました。みんな腰痛に負けず頑張っていきましょうっ!
『好きな子をデッサンする話』には、「尊い」とか、「ピュア」という感想までいただけて、とてもうれしいです。これからもそう思ってもらえるように頑張ります。みなさんありがとうございます。
ーー今後、Twitterで発表されるマンガについては、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
ラブコメを中心に発表していきたいと思っています。次の作品もよろしくお願いしますっ!
(マグミクス編集部)