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「原作より若過ぎ」「別物だけどアリ」 実写化でイケメンになったキャラ4選

マンガが実写化される際、キービジュアルを見た読者から「イメージと違う」と不安視する声が上がることは少なくありません。また、原作では強面、地味なサブキャラクターを演じるのが人気イケメン俳優だった場合、「イケメン過ぎない?」と、美形化に驚くケースも多々あります。

かっこよくなりすぎて最初誰か分からない?

綾野剛演じる、映画『亜人』に登場する佐藤も描かれたポスアービジュアル (C)2017映画「亜人」製作委員会 (C)桜井画門/講談社
綾野剛演じる、映画『亜人』に登場する佐藤も描かれたポスアービジュアル (C)2017映画「亜人」製作委員会 (C)桜井画門/講談社

 マンガの実写化において、必ずしもキャラクターのビジュアルは完全に再現できるものではありません。2次元ならではの顔つきや髪型、ファッションなどは再現しようとしても違和感は生じてしまいがちです。

 また、違うというだけでなく、キャラクターのビジュアルが公開される際などに「原作よりもイケメン過ぎない?」「かっこよくなりすぎてパッと見誰かわからなかった……」と、「美形化」にファンが驚くようなキャラもいました。それでもキャストの高い演技力やキャラクターの理解度がうかがえると、「意外と実写版の◯◯もありだなと思った」と好意的な意見も珍しくありません。

 今回は、そんな「実写化作品ではイケメンになっていた」キャラクターを紹介します。

●『ザ・ファブル』の砂川 演:向井理

 裏社会の住人でさえも恐れる最強の殺し屋・ファブルが、一般人としてちぐはぐな日常を過ごすマンガ『ザ・ファブル』(作:南勝久)は、2019年と2021年に実写映画が公開されています。ファブル役の岡田准一さんはじめ、全体的に「みんな原作よりイケメン化してる」という意見が多かった実写版ですが、特に話題になったのが「砂川」でした。

「佐藤アキラ」という偽名で新生活を始めるファブルを追う真黒組幹部のヤクザ・砂川は、原作では前頭部が禿げ上がり、左目に切り傷を持ったコワモテのルックスです。そんな砂川を演じたのは、爽やかな印象もあるイケメン俳優・向井理さんでした。

 それまで好青年の役も多かったこともあり、読者の間では「ハゲてないし、イケメン過ぎる!」「砂川の迫力が感じられない」と疑問視する意見も目立ちました。しかし、公開後に作品を観た人たちからは「たしかに見た目は全然違ったけど、何をするのかわからないヤバさは再現できてた」など、向井さんの演技への好評の声も出ています。また、「砂川以外もみんな美形化してたから、相対的にそんな違和感なかった」と、実写版を見ているうちに慣れた人もいたようです。

●『亜人』の佐藤 演:綾野剛

 マンガ『亜人』(作:桜井画門)は、絶対に死亡しない特異体質を持った新生物「亜人」であることを知った主人公・永井圭が、全人類を相手に逃避行をする物語です。凄惨な人体実験を繰り返された永井を救出するために現れた亜人・佐藤は、原作では糸目とハンチング帽が印象的な初老のキャラクターでした。

 亜人の能力を有し、若くしてアメリカ海軍の精鋭部隊に配属されたほどの戦闘力を持つ佐藤は一流の軍人です。その反面、残虐な性質で他人の心を理解できない佐藤は、スリルを求めて自分の命でさえも易々と危険に晒すサイコパスな一面を持っています。佐藤は亜人の境遇を悲しみ、人間からの差別をなくそうと行動する人物に見せかけていますが、実はスリルを味わうためにテロを起こしていました。

 そんな不気味な佐藤を実写映画で演じたのは、映画公開当時35歳だった俳優・綾野剛さんです。原作の佐藤は1969年頃に軍に入隊している描写があるほか、少し年老いた見た目から50代後半から60代前半くらいだと考えられますが、実写版では亜人として20年間もの間実験材料にされていた30代の男性となり、年齢に大きな違いが生じています。アニメ版で佐藤を演じた声優が大塚芳忠さんということもあり、実写映画のキャスト発表された際は「若過ぎない?」「原作・アニメのイメージと離れてる」と、不安視する声も少なくありませんでした。

 それでも、糸目でハンチング帽を被り、ショットガンを華麗に扱う綾野さんの演技は「まさに佐藤だった」「原作より若い時代の佐藤だと思えばあり」「カッコ良過ぎる」と好評の声も出ています。「永井くぅ~ん」とねちっこく永井に呼びかけ、鍛え上げた肉体を惜しみなく披露する綾野さんは、年齢こそ違いますが2次元でしかありえないキャラの佐藤を上手く再現できていたと言えるでしょう。

【画像】パッと見の共通点は「ハンチング帽」だけ? 実写版の『亜人』佐藤と2次元を比較(3枚)

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