「カッコいいけど彼氏はヤダ」 『ジブリ』性格が独特すぎる男子キャラ
スタジオジブリ作品には数多くの「イケメン」が登場しています。ネット上では、ジブリのイケメンキャラに対して「クセ強すぎだろ」「彼氏はイヤ」という意見も見受けられました。意見が分かれる『ジブリ』のイケメンたちを見てみましょう。
「クセのある性格」は長年愛される要因のひとつ?
「イケメン」とは、容貌、容姿がともに優れている人物を指します。日本を代表するスタジオジブリ作品にも、多くのファンをとりこにした「イケメン」が数多く登場していました。
しかし、『ジブリ』のイケメンキャラのなかには、ファンから「クセ強すぎだろ」「なんかモヤッとする」という声が挙がるキャラも見られます。ファンは、いったいどの部分に引っかかっているのでしょうか。
まずは『ハウルの動く城』のハウルです。ハウルは強大な力を持つ魔法使いで、良くも悪くも女性たちの目に留まる美青年でした。しかし、髪の色が変化しただけで絶望してしまうなど、とても見栄っ張りで臆病な性格の持ち主です。
王室付きの魔法使いであるサリマンからも認められるほどの実力者でありながら、「このガラクタは、全部魔女除けのまじないなんだよ。怖くて怖くてたまらない」(一部抜粋)とハウル自身が語る様子からも、その臆病さがうかがえます。
宮崎駿監督自身もハウルについて、「天才的な魔法使いだけど、近年ありがちな、心に何かを抱え込んで大人になりきれない青年」と語っていたそうです。外面を気にしすぎるハウルについて、ネット上では「情緒不安定すぎて見てるとモヤモヤする」「美しくないと生きてても仕方ない系メンヘラ」という声が挙がっています。
続いて、映画『もののけ姫』のアシタカです。映画が地上波で放送されると、元許嫁のカヤからもらったお守りをサンに渡してしまうアシタカの行動に「心変わり早すぎんだろ」「女からもらったプレゼントをそのまま本命のサンにプレゼントするのはヤバすぎる」とネット上で話題を集めています。
アシタカは、誰とでも分け隔てなく接する性格で「その行動以外のすべてが完璧」という意見もあるようです。そう言った要因もあり、唯一ファンが違和感を覚えた「お守りを渡した」行動は、たびたび話題に挙がるのでしょう。
また『ゲド戦記』のアレンにもさまざまな声が挙がっています。「命などいるか!」「いつも不安で自信がないんだ。」(一部抜粋)などと後ろ向きな発言が多いことから「いつも死にたがっている系メンヘラ男子」「はかなさが魅力的だけど付き合いたくはない」という意見が見られました。
ほかにも『耳をすませば』の聖司は、自身の好きな人(雫)が読みそうな本を先回りして読みまくるなどの「恋愛テクニック」に、「用意周到すぎる」「計画的だな(笑)」といった声が挙がっています。
ファンの間でも「難あり」「現実にはいないで欲しい」と否定的な声や、「このネガティブさが好き」「完璧じゃないのが魅力的」など肯定的な意見で分かれているようです。「イケメン」でも完璧ではないからこそ、多くのファンの心に残り、現在まで愛され続けているのかもしれません。
(マグミクス編集部)