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30年後に指摘? 『北斗の拳』1話ラスト、原哲夫先生の意外な「作画ミス」

『北斗の拳』は連載開始から40周年を迎え、より原作に忠実なアニメ化も決定しています。そんな原作の記念すべき第1話には、衝撃の作画ミスがあったのをご存じでしょうか? そのミスが確認されたのは、『北斗の拳』誕生30周年の時でした。

最後のページで「肝心なモノ」がないケンシロウ

『北斗の拳 究極版』1巻(コアミックス)
『北斗の拳 究極版』1巻(コアミックス)

『北斗の拳』は2023年で連載から40周年を迎え、新作アニメの製作も発表されました。そんな同作には、記念すべき第1話「心の叫びの巻」には重大な「作画ミス」がありました。それが指摘されたのは『北斗の拳 究極版』が出版された30周年の時です。どうしてここまで長きに渡って、誰も指摘しなかったのでしょうか?

 そのミスとは第1話の最後のページで荒野を歩いていくケンシロウの胸に、トレードマークの「七つの傷」が描かれていないというモノです。『北斗の拳』公式サイトにて、生誕30周年を記念して実施された特別インタビューの「北斗語りvol.10」で、それが指摘されました。

 インタビュアーを担当したフリーライターのガル憎さんは、作画担当の原哲夫先生に第1話「心の叫びの巻」の最終ページ、少女リンと別れて少年バットと旅立つケンシロウの胸に七つの傷がないと言及しています。原先生はここで初めて、傷がないことに気が付いたようです。

 また、第1話には傷がないように見えるコマがもう1箇所あります。それは敵の手から離れて落下するリンをケンシロウが抱き留め、「北斗百裂拳」と言った場面でした。

 もちろんこれらの「描き忘れ」に関して、気付いて長年ツッコんでいるファンは多くいたようです。しかし、原先生は同インタビューの際に「誰も言ってくれなかったよ、いままで。」と語っています。ガル憎さんはそれに対し、「逆に言えないんだと思います。過去の話を掘り起こすようなものですから」と話していました。

 ガル憎さん自身も指摘するのに勇気が必要だったことを明かしており、今まで誰も指摘しなかったことを踏まえると、勇気をふり絞って伝えられる人が誰もいなかったのかもしれません。ようやく作画ミスに気づいた原先生は、「究極版が重版になる時が来たら直そうか」とも語っていました。

 ちなみに連載版の元になった『北斗の拳(読切版)』の主人公の霞拳四郎には、胸に傷がありませんでした。武論尊先生の原作がついて拳四郎からケンシロウになった時に、胸の傷が追加されたのです。まだ原先生も第1話の段階で読切版のクセが抜けておらず、つい傷を描き忘れてしまったのかもしれません。

 しかしインタビューの通り、『北斗の拳 究極版』が重版された時にこのミスは修正されており、それ以降は第1話の該当箇所にも胸の傷が加えられています。

(LUIS FIELD)

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