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【遊戯王カード】悪臭、転売…ゲーム外のマナー・ルールが近年「問題化」のワケ

コナミデジタルエンタテインメントのトレーディングカードゲーム、通称「遊戯王カード」は2019年にカードの種類が10000枚を突破しました。快挙を記念したイベントが盛況の一方で、ルールやマナーに関する注意喚起も行わています。遊戯王カードは現在どのような課題を抱えているのでしょうか。

プレイヤーからは「相手の不衛生さは際立つ」の声も

限定仕様のカードには40万円近くもの値段がつけられる「女剣士カナン」 (C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社 企画・制作/KONAMI
限定仕様のカードには40万円近くもの値段がつけられる「女剣士カナン」 (C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社 企画・制作/KONAMI

 世界で最も販売枚数が多いトレーディングカードゲームとしてギネス認定もされている、コナミの「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ(遊戯王OCG)」(以下:遊戯王カード)は、今年2019年にカードの種類が10000種類を突破、記念イベントも開催され、昔と変わらぬ盛り上がりを見せています。

 根強い人気の一方、「遊戯王カード」界隈では現在、ゲームプレイ以外の場面においてもマナーやルールの遵守が求められています。

 そのひとつが、カードの転売問題です。

 2019年10月から大阪、名古屋、東京の順で開催される、遊戯王カードの「10000種突破記念イベント(※)」では、会場で数量限定の記念カード「女剣士カナン」をプレゼントするキャンペーンが実施されていますが、主催のコナミは事前に転売禁止を明確にアナウンスしています。

 それでも、レアリティの高い「20thシークレットレア仕様」の同カードは10月21日(月) ~ 24日(木)の大阪でのイベント終了後、フリマアプリで40万円もの高額で出品されているのが確認できました。

 また2019年4月には、アメリカで遊戯王カードの公式大会へ参加するプレイヤーの「臭い」が問題視され、公式ルールに衛生面に関するルールが追加され、世界のプレイヤーの間に衝撃が走りました。

 この衛生面のルールについて、長年遊戯王カードのファンであるプレイヤーに聞いたところ、次のように話しています。

「遊戯王カードはゲームの性格上、1対1で向かい合い、シャッフルをする時など、相手の所有物に頻繁に触る機会があります。また、ゲーム中は相手と長時間向き合うため、対戦相手の不衛生さは際立ってしまいます」

 また、転売問題については、

「あくまで個人の体感としてですが、遊戯王カードは世代交代があまり行われず、幼い頃にハマったまま大人になったプレイヤーが多い印象です。そのため、転売の値段は高騰しやすいのだと思います。また一部のプレイヤーは他の世代への配慮が足らないと感じます」

 コナミは遊戯王カードのeスポーツ世界選手権の種目にモバイルゲーム『遊戯王 デュエルリンクス』を2017年から追加したほか、“女性限定”の交流会を催す試みも積極的に行うなど、プレイヤーの間口を広げるさまざまな取り組みを行っています。

 しかし、前述のような転売問題やマナー問題は、遊戯王カードの大会やイベントに参加しようとする初心者を遠ざけてしまう可能性があります。近年プレイヤーの間で認識されていたルールやマナーの問題を公式に取り上げて明文化する背景には、より幅広い層に門戸を広げ、遊戯王カードに新たなプレイヤーを呼び込もうとする取り組みが背景にあると考えることができるのです。

(マグミクス編集部)

※「遊戯王OCG10000種突破記念」展示イベントは、大阪会場は展示終了、名古屋会場(オアシス21 銀河の広場)で2019年11月5日(火)~7日(木)、東京会場(東京メトロ丸ノ内線新宿駅 メトロプロムナード)で11月18日(日)~24日(日)に開催予定。期間中に実施される「記念カード」の配布については、公式の情報を確認の上、注意事項を守ってご参加下さい。

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