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「大勢で来るな」「逃げるが勝ち」 とにかくウザい『ドラクエ3』の敵5選

1988年に発売されたファミコン版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は、購入目当てに前夜から店に人が並ぶほどの社会現象を巻き起こしました。そんな大人気ゲームには、二度とまともに戦いたくないと言われる、厄介な敵キャラが存在します。

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今やスマホで遊べるようになった「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」(スクウェア・エニックス)
今やスマホで遊べるようになった「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」(スクウェア・エニックス)

 1986年に初代『ドラゴンクエスト』が発売されて以来、数々のシリーズ作品が生み出されてきました。なかでも1988年に発売された『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(以下、『ドラクエ3』)は、発売日前日から販売店に人が並んでいたほどの人気ぶりです。

 そんな『ドラクエ3』にはプレイしていて、思わず逃げ出したくなるほど嫌な敵キャラもいました。本記事ではとにかくウザい『ドラクエ3』の敵キャラ5体を紹介します。

 カニの姿に似た外見の「じごくのハサミ」は、ただでさえ防御力が高いにも関わらず、さらに防御力を高める呪文「スクルト」を唱えてきます。集団で登場して、何度も唱えられるとプレイヤー側も物理攻撃ではほとんどダメージを与えられなくなってしまいます。呪文が使えれば倒せるのですが、MPが切れていたり、呪文を使えるキャラを連れていなかったりするときに出会うと、倒すのは至難の技でした。

 さらに「じごくのハサミ」は、こちらの呪文を封じる呪文「マホトーン」を唱える敵キャラ「キャットフライ」と一緒に出現することもあります。「スクルト」と「マホトーン」を併用されると、物理攻撃も呪文攻撃もできず、逃げるしか手立てはありません。

 その他、1ターンに2度行動をする上に、味方キャラクターを麻痺させる「やけつくいき」を使ってくる「じごくのきし」です。6本の腕を持つ、骸骨のような風貌をしたこの敵によって麻痺をしてしまったキャラは、呪文「キアリク」を使用するか、道具の「まんげつそう」を使用しなければ回復できません。万が一全員が麻痺状態になれば、どれだけHPが残っていても全滅扱いになってしまいます。「キアリク」や「まんげつそう」なしで「じごくのきし」と戦うのは、自殺行為といっても過言ではないでしょう。

 プレイヤーキャラのMPを吸い取る呪文「マホトラ」を使う「ゾンビマスター」も、逃げ出したくなる敵の1体です。縦長の大きな仮面を被って踊っているように見えるこの敵にMPを吸い取られると、回復呪文も使えなくなるため、戦闘が続く場面ではやっかいです。SNS上では「ゾンビマスターにマホトラでMPを吸い取られるバトルが続き、温厚な夫がキレていました」「せっかくMPを温存していたのに、ゾンビマスターにマホトラくらったせいでMPが切れて全滅してしまった」などの声もあり、集団で現れるいやらしさがやっかいだと感じるプレイヤーが多いようです。

 またゲームの序盤では、プレイヤーを眠らせてくる「ラリホー」を唱える兎のような敵「アルミラージ」を嫌がる人も少なくありません。物語の序盤なので、眠り状態を解除する呪文「ザメハ」(ドラクエ3で初登場)を覚えていないことも多く、一度、眠らされてしまうとやっかいでした。SNS上でも「序盤の洞窟に出てくるアルミラージにラリホー連発されて地獄だった」「最大4匹でラリホー唱えてくる序盤のムカつき度No.1の敵」と、序盤にトラウマを植え付けられたプレイヤーが多かったようです。

 また、出会ってしまえば逃げられない「ひとくいばこ」も厄介な敵です。ダンジョン内の宝箱に偽装しており、気づかずに開けたプレイヤーに襲い掛かってきます。攻撃力も高く、かなり厄介な敵でした。宝箱を見つけて、喜んで開けようと油断しているときに現れるので、天国から地獄に落とされるような気分にもなるでしょう。「ひとくいばこ」に酷い思いをさせられたプレイヤーは、ダンジョンに出てくるほかの宝箱そのものから逃げ出したくなるかもしれません。

 今回紹介した敵キャラは、ボスキャラと違って何度も出会う可能性があります。苦労をして1度倒しても、すぐに再会すれば、心も折れてしまうかもしれません。

(LUIS FIELD)

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